本日、以下の記事を公開しました。
・【蒼穹のファフナー BEHIND THE LINE】墓碑銘
『BEHIND THE LINE』のPVを見た感想です。
総士「お前と島を守るために僕は生きている、そう思っていた」
乙姫「一騎に傷つけられるまでは、でしょ」
一期22話
総士が一騎に左目を傷つけられる前まで、乙姫を守ろうとする総士と乙姫は一心同体の状態だった。
カノン「だから守ろうとしているのか」
真矢「えっ」
カノン「剛瑠島で働くのもファフナーに乗ったのも、
一騎の居場所を守るためか」
真矢「どうだろう。
気づいたらそうしてた」
『EXODUS』3話
総士と乙姫と同じく、一騎を守ろうとしていた真矢と一騎も一心同体の状態だったということになる。『EXODUS』は一騎と真矢が分離し、個を持つ人間に分離する物語だった。
○皆城織姫
乙姫が経験したこと全て、あらゆる知識を受け継いでいる。その上で、乙姫とは異なる人格と感情を持っている。
「作品コンセプト キャラクター概要 主要キーワード」冲方丁(※1)
総士の妹であり、竜宮島のコアである乙姫が転生して生まれた織姫は別の人格を持っていたが、親である乙姫の記憶をすべて保持していた。総士はフェストゥムに同化された後、体を取り戻してこの世に戻ってきた後、総士は竜宮島のコアに近い存在(※2)になり、乙姫と同じく同化されていなくなった後、転生してこそうしが生まれた。だが、竜宮島のコアとは異なり、こそうしは親である総士の記憶を引き継がなかった。
なぜ、こそうしは総士の記憶を持っていなかったのだろう。
皆城乙姫の誕生日は2133年3月5日だが、母、皆城鞘がいなくなったのも同じ2133年である。『EXODUS』の公式サイト内にある SPECIAL/CHRONOGYの2133年には「皆城鞘 死亡、真壁紅音 同化」と記載され、皆城鞘については以下のように説明されている。
皆城鞘は、総士・乙姫の母親だ。
受胎能力を有していた彼女は、乙姫を妊娠中に同化され、乙姫のみが胎児の状態で取り出された。
『EXODUS』3話で乙姫の誕生が映像化されたが、母親である皆城鞘は同化されたが、胎児だった乙姫は同化されずに生き残った。ということは、乙姫の誕生日は母親の胎内から取り出された日なのだろうか。この日が乙姫の誕生日だった場合、母がいなくなった日と乙姫の生まれた日が同じということになる。織姫は岩戸から出た日が誕生日となったが、奇しくもこそうしが乙姫の後を継ぐかのように、親のいなくなった日と自分が生まれた日が同じ2151年11月23日である。