【物語の読み方】時制

 「理解する」ということについて、動詞の時制という視点から考えてみました。

 

 『EXODUS』1話、「いない」という動詞は「いないだろう」という形で使われているので、未来形である。

  総士「君がこれを聞くとき、もう僕はこの世にいないだろう」
『EXODUS』1話

 

 『THE BEYOND』12話、「いない」という動詞は「いない」という形で使われているので、現在形である。

こそうし「お前が知ってる誰かはもうどこにもいない」
『THE BEYOND』12話

 

 『ファフナー』の中で「総士はいない」という言葉について、描かれたのはここまでである。視聴者が「総士はいない」ことを理解した時、「いない」という動詞を「総士はいなくなった」と過去形で表現できるようになります。つまり「理解する」とは動詞を過去形にすることなのです。