一騎と真矢にとって竜宮島とは変わらない世界、つまりフェストゥムの無の中と同じく時間のない世界だった。真矢に一騎がマークザインに乗ることは死に近づくこと、つまり時間が生まれることを意味していた。そのため、真矢は一騎が竜宮島を出ることを恐れていた。
真矢「ずっと戦いだけが居場所だったから。
でも、今はここに一騎君の居場所があるし、大丈夫だよ」
カノン「剛瑠島で働くのもファフナーに乗ったのも、
一騎の居場所を守るためか」
『EXODUS』3話
変化は時間のある場所で生まれる。そのため、一騎は真矢が変わることを恐れていた。
一騎「遠見は十分戦った。
みんなと島に帰ってほしい。
美羽ちゃんは俺たちが」
『EXODUS』10話
真矢にとっては一騎=竜宮島であり、一騎にとっては真矢=竜宮島だった。真矢も一騎も竜宮島が変わることを恐れていたということになる。