『XEBECらしく』でいこう! 第一巻

 2026年5月4日、東京ビッグサイト南1~4ホールで開催された『文学フリマ 東京42』で販売された「『XEBECらしく』でいこう! 第一巻」を購入しました。A5、74ページで価格は2000円でした。

 内容は羽原信義氏が語るXEBECの「始まりから終焉まで」です。『ファフナー』は一期、『RIGHT OF LEFT』、『EXODUS』の制作時の裏話を話していました。XEBECという会社について話しているので、私がこれまで読んだインタビューでは読んだことのない話ばかりでした。

 同人誌は完売しましたが、Xのアカウントによると「増刷検討致します」とのことです。

 

【蒼穹のファフナー】「ファフナー」は何を描いた作品だったのか?

 『蒼穹のファフナー』を最初に見た時、私は『新世紀エヴァンゲリオン』のフォロワー作品だと思いました。しかし、最後まで見終わった時、『新世紀エヴァンゲリオン』が26年かかって出した答えとは別の答えを出した作品でした。

 私は長年『蒼穹のファフナー』を『新世紀エヴァンゲリオン』のフォロワー作品として見ていたのですが、劉慈欣『三体』(ハヤカワ文庫SF)を読んだ時、『蒼穹のファフナー』がファーストコンタクトSFであることに気がつきました。

 

【蒼穹のファフナー THE BEYOND】脚本

 『THE BEYOND』は「もし冲方丁が一期1話~一期15話の脚本を書いたら、どんな作品になっていたのか」を実現したものでした。ただし、単なるリライトではなく、一期1話~一期15話を「別の角度」から書いた物語になっていました。しかし、物語の中では「別の角度」が言葉で示されていないので、「別の角度」が何であるのかを知りたければ、視聴者が物語から読み取る必要があります。

 一期1話~一期15話を「別の角度」から書くことによって、『ファフナー』は物語の終わりに到達することができました。

 

【蒼穹のファフナー THE BEYOND】そして誰もいなくなった

 【蒼穹のファフナー THE BEYOND】「機動戦士ガンダム」と「蒼穹のファフナー」 をもって、「子どもが大人になる物語」としての『ファフナー』は終わりました。

 「子どもが大人になる物語」としての『ファフナー』は終わりは、当事者(子)の視点で一騎の世代とその一つ下の世代のパイロットになった子どもたちが全員、大人になる瞬間を体験し、その後、 傍観者(親)の視点で子どもたちが全員いなくなったことを理解した時、でした。そして、こここそ、私が『EXODUS』26話を見終わった直後に立てた目標である「『ファフナー』を理解する」のゴールでした。

 

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【蒼穹のファフナー THE BEYOND】「機動戦士ガンダム」と「蒼穹のファフナー」

 『ファフナー』は子どもが大人になる物語、つまり、子どもから見ると親離れする物語だったのですが、それは親から見ると親が子離れする物語だったことを意味します。 親の視点から『ファフナー』を見てみることにしました。

 

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