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蒼穹のファフナー Symphony Orchestra Concert 2025

2025年5月1、2日
オペラシティコンサートホール

指揮 :チン・ソル
演奏 :Japan Pops Orchestra
ゲスト:angela

 2025年5月1、2日に開催された「蒼穹のファフナー Symphony Orchestra Concert 2025」のDAY1昼公演とDAY2昼公演に行きました。オーケストラは2管編成でしたが、弦楽五部(9-8-6-6-3)は変則的でした。DAY1は女性コーラスが、DAY2には混声コーラスが参加していました。

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経験

 私が『ファフナー』を理解するまでの道のりをまとめました。「『ファフナー』を理解したい」と思う人の参考になれば幸いです

 

 2019年10月26日、私があるものを見ました。それは『THE BEYOND』12話の一騎が総士の灯籠を見送った時と同じものでした。つまり、私は『THE BEYOND』12話が公開される前に『THE BEYOND』12話の一騎と同じ体験をしたのです。私は一騎と同じ体験をした後、『THE BEYOND』で『ファフナー』が終わるという情報を手に入れ、『ファフナー』を見る視点が一騎からこそうしに変わる、つまり、主人公が変わりました。

 私はこそうしの視点で『THE BEYOND』を見ることによって総士を理解し、その後、一騎の視点で『EXODUS』と『THE BEYOND』を見ることによって、一騎を真矢を理解しました。そして、『BEHIND THE LINE』で描かれなかった一騎、真矢、甲洋の進路を知った時、『ファフナー』は終わりました。

 ワーグナーの舞台神聖祝祭劇『パルジファル』でパルジファルはアンフォルタスと同じ体験した時、アンフォルタスを理解しましたが、『ファフナー』も『パルジファル』と同じように視聴者が一騎と同じを経験をした時、『ファフナー』を理解する道のりのスタート地点に立つことができます。つまり、スタート地点に立つための経験は、視聴者自身のこの後の人生の中にあります。

 

故郷

Q: 何を理解すると、ファフナーを理解したことになるのですか?
A: アルヴィスの考え、新国連の考え、フェストゥムの考えを理解すると、ファフナーを理解したことになります。

 「アルヴィスの考えを理解する」は一期の山野辺単独脚本の疑問点を解決し、未回収の伏線を回収することでことでした。「新国連の考えを理解する」は『EXODUS』を理解することでした。「フェストゥムの考えを理解する」は『THE BEYOND』を理解することですが、物語を見る視点を変えるための鍵が必要です。

 私はアルヴィス、新国連、フェストゥムの考えを理解した後、『EXODUS』と『THE BEYOND』のテーマを知り、その後、テーマを言葉で表現した時、ファフナーを理解したことを実感しました。私がファフナーを理解した時、私は『THE BEYOND』ラストの一騎と同じように、それまでいた『蒼穹のファフナー』の世界から旅立ち、『蒼穹のファフナー』は私の故郷になりました。

 

9年1ヶ月

 2015年12月26日、『EXODUS』26話を見終わった直後の感想は「『EXODUS』が理解できない、つまり、『EXODUS』のテーマがわからない」でした。そのため「『EXODUS』を理解してやる!」と宣戦布告し、2025年2月1日、私は『EXODUS』のテーマを理解し、それを言語化した時、9年1ヶ月にも及ぶ『EXODUS』との長い戦いが終わりました。

 『EXODUS』のテーマは『EXODUS』で起と承が、『THE BEYOND』で転と結が描かれていました。そのため、『THE BEYOND』を最後まで見て、その内容を理解した時、『EXODUS』のテーマを言葉にすることができるという構造になっていました。

 「理解する」が「理解した」になった時、『ファフナー』で描かれた出来事は私自身が経験したことになりました。『ファフナー』で描かれた出来事は私の過去になり、私は『ファフナー』の記憶とともに生きていくことになります。