メモ」カテゴリーアーカイブ

ワームスフィア

 フェストゥムによるワームスフィアの攻撃はノベライズで以下のように説明されている。

 それは、一見して巨大な黒い球体に見えた。凄まじい勢いで回転しているらしく、周囲にある木々がその勢いに巻き込まれて盛大に葉を散らした。
 かといって、その球体が、どこかから投げつけられたというのではない。
 何もなかった場所に、突然、その球体が発生したのだ。
 そしてその黒い回転の中に何もかも呑み込み――わずか数秒で消えていた。
 球体が発生した場所にあったものが、全て。破壊されたのではなく――消えたのだ。そこにあった壁が、家が、道路が、一瞬で消滅し、球体にえぐれた跡を残すばかりだった。
『蒼穹のファフナー ADOLESCENCE』(ハヤカワ文庫)

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「蒼穹のファフナー EXODUS」を見直した感想 その3

 「蒼穹のファフナー EXODUS」Blu-ray BOXの感想を書き終わった後、『EXODUS』を1話から見始めた時の感想をまとめたもの。2017年末に公開された『THE BEYOND』のPVを見た後でもあるので、少し見方が変わった部分もあります。

 『EXODUS』を見直した感想 その1 その2 の続きで、これが最後になります。

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「蒼穹のファフナー EXODUS」を見直した感想 その2

 「蒼穹のファフナー EXODUS」Blu-ray BOXの感想を書き終わった後、『EXODUS』を1話から見始めた時の感想をまとめたもの。2017年末に公開された『THE BEYOND』のPVを見た後でもあるので、少し見方が変わった部分もあります。

 『EXODUS』を見直した感想 その1 の続きになります。

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【蒼穹のファフナー】皆城乙姫の誕生日

 皆城乙姫の誕生日は2133年3月5日だが、母、皆城鞘がいなくなったのも同じ2133年である。『EXODUS』の公式サイト内にある SPECIAL/CHRONOGYの2133年には「皆城鞘 死亡、真壁紅音 同化」と記載され、皆城鞘については以下のように説明されている。

皆城鞘は、総士・乙姫の母親だ。
受胎能力を有していた彼女は、乙姫を妊娠中に同化され、乙姫のみが胎児の状態で取り出された。

 『EXODUS』3話で乙姫の誕生が映像化されたが、母親である皆城鞘は同化されたが、胎児だった乙姫は同化されずに生き残った。ということは、乙姫の誕生日は母親の胎内から取り出された日なのだろうか。この日が乙姫の誕生日だった場合、母がいなくなった日と乙姫の生まれた日が同じということになる。織姫は岩戸から出た日が誕生日となったが、奇しくもこそうしが乙姫の後を継ぐかのように、親のいなくなった日と自分が生まれた日が同じ2151年11月23日である。