蒼穹のファフナーEXODUS 2018 カレンダーの感想

 11月18日、能戸総監督がtwitterでカレンダーの発送が終了したと報告していたので、カレンダーの感想を公開します。各月の絵柄については一切記載せず、感想のみ書いてあります。

 カレンダーが届いた時に一通り見た感想は以下の通り。

  • 能戸総監督制作なので、総士がこのカレンダーで最多の全13ページ中5ページに登場。
  • 各月のイラストに対しての短文解説(最大65文字)がある。

 

表紙
 2016年5月23日に能戸総監督がtwitterで公開した「カントーメガネのメガネ拭き」の宣伝用に山岡さんが書いたイラストの続きになっています。

1月
 『HEAVEN AND EARTH』で総士が帰ってきた後なので、一騎、総士、真矢の関係が本来あるべき姿になっている。

2月
 2017年版のカレンダーの11月と同じく甲洋と操が一緒にいる。
 能戸総監督の中ではフェストゥムであるこの二人に一緒にいるというイメージなのだろうか。

3月
 『EXODUS』で中3だった世代が卒業する前に島民は全員、竜宮島を出て言ってしまった。

4月
 花見でさえも文化の保存の一環として実施か。解説に「中和剤で酔いがすぐに醒める酒」という一文があり、改めて戦時下だということを思い知らされた。『EXODUS』16話の里奈の台詞「こういう時だからやるの」を思い出した。

5月
 『EXODUS』では暉より広登の方が精神的に大人だったが、説明文を読むと日常生活では暉よりも広登の方が子供っぽいと思った。が、広登と暉はもういない(涙)

6月
 『EXODUS』1話で開店前の楽園に堂々入った総士とはあまりにも行動が対称的。

7月
 一期18話のエピソードを思い出した。ファフナーのサービスカットは女性キャラじゃなくて(笑)男性キャラ。

8月
 『RIGHT OF LEFT』の前かな。
 一期のヒロインも『EXODUS』のヒロインもなぜか一人のイラスト。片思いを象徴しているのかもしれない。

9月
 この二人が一緒にいる場面というと、映画『HEAVEN AND EARTH』のイメージPV(『蒼穹のファフナーHEAVEN AND EARTH イメージミニアルバム』 に収録)にあるこの場面を思い出した。

 映画にはこの場面は含まれておらず、リバイバル版(未ソフト化)には含まれている。

10月
 衛の意思を継いだ剣司と咲良が衛の実家にある銭湯に行くことで、剣司、衛、咲良のトライアングルは維持されているように感じる。

11月
 織姫は7月7日に岩戸から出たが、翌日、総士はシュリーナガルへ旅立ってしまった。総士が島に帰ってきたのが11月11日だが、その後、総士は新国連のダーウィン基地に行き、島に戻ってきたのが11月17日なので、総士と織姫が一緒に過ごした時間は本当に短い。

12月
 12月はクリスマスネタだと思っていたので見た時に出た言葉は「ずるい」。
 2017年のカレンダーと全く同じ感想なので、2年連続で能戸総監督にしてやられた気分。

 

 能戸総監督の制作なので、主人公である一騎が登場しているのは表紙、2月、7月(12月はいるけど後ろ姿)の3枚のみ。『蒼穹のファフナー Bru-ray BOX』のブックレットに掲載されている冲方丁の発言を思い出しました。

(一騎は)どうしても非日常向きの人なんですよね。日常では多分、料理を作っておしまい。あとはのんびり海を見ているだけっていう何もしない人(笑) INTERVIEW『蒼穹のファフナー』スタッフ座談会

 

P.S.
 2017年8月26日、能戸総監督のtwitterで在りし日の日野家の様子が公開されています。
 2017年の皆城総士生誕祭は新宿ピカデリーで開催ということなので、おそらく物販はないと思います。したがって2018年のカレンダーが再版される可能性は低そうです。