『EXODUS』25話で目覚めた里奈と『THE BEYOND』12話で目覚めた里奈をイコールの関係にして、里奈について考えてみました。
●暉の親である里奈
言葉を持っていない暉は里奈と一つだったといえるだろう。しかし、暉は『HEAVEN AND EARTH』で自分の意志を示した。
真矢「暉君、ご注文は?」
里奈「私と同じので」

真矢「ブラックでいいの?
大人だね」
『HEAVEN AND EARTH』
その後、暉は言葉を持った。
暉「とおみ、せんぱい」
真矢「暉」
暉「聞こえ、ますか」
真矢「うん、聞こえるよ」
暉「ああ」
里奈「うそ」
真矢「マークツヴォルフ」
里奈「え、暉、なに、しゃべった」
『HEAVEN AND EARTH』
その瞬間、里奈と暉は別の存在になった。それから2年後の『EXODUS』では里奈と暉の関係は思春期の親と子になっていた。
里奈「なんであんたが島の外に行くの」
暉「真壁指令は彼らの提案に価値があると思ってる。
だから新人の演習を早めたんだ」
里奈「人類軍を信じるわけ。
平気で人を攻撃する連中じゃん」
暉「今いる彼らが俺たちを憎んでいるわけじゃない 里奈「どうだか」
暉「美羽ちゃんが特別なのは知ってるだろう。
本当に世界を救うかもしれないんだぞ」
里奈「そんな。わかんないじゃん」
暉「派遣部隊はきっと実現する。
美羽ちゃんを守るために遠見先輩も行く気だし」
里奈「遠見先輩と行きたいだけでしょ」
暉「違う、俺は外の世界を知りたいんだ」
『EXODUS』4話
暉は島外派遣に参加し、4ヶ月後、竜宮島に帰ってきた。しかし、竜宮島の中にいた里奈は変わらなかったので、里奈から見た暉との関係は暉が竜宮島を旅立つ前と同じだった。
行美「やっと戻ってきたね」
里奈「末期症状寸前だって。
どれだけ無茶したのよ、バカ」
『EXODUS』22話
暉「ただいま」
里奈「もう、やっと帰ってきた」
『EXODUS』23話
この後、里奈と暉はゼロファフナーで海神島での戦闘に参加したが、暉は里奈を守るためにファフナーの負荷をすべて背負ったため、いなくなった。里奈は夢の中で暉と別れた後、目覚めた。
里奈「暉が行っちゃった。
広登と一緒に」
『EXODUS』25話
この時、里奈は暉がいなくなったことを受け入れていない。『EXODUS』の里奈と暉の関係は思春期の親と子だったことを考えると、暉がいなくなった里奈は子を失った親も同然だった。里奈は子(暉)から未来を託されたが、子(暉)を失ったことで、生きる力を失った。それ故、『THE BEYOND』1話でセレノアとクロッシングでつながり、仲間を攻撃し始めた時、いなくなることを選んだ。この時の里奈の行動は一期6話後の容子の行動と重なる。
容子は翔子の死後、気落ちして自殺しそうになるところを真壁史彦に止められた。
『竜宮島回覧板・1106号』の「娘をなくした羽佐間容子」
里奈は自分の意識でいなくなろうとした。つまり、この時、暉の親だった里奈はいなくなった。
しかし、里奈の体は彗がSDPを使って救出し、心はクロッシングしていたセレノアの元にあった。そのため、里奈はいなくなることなく、存在し続けた。
●暉の親ではない里奈
彗がセレノアの元にあった里奈の心を引き寄せた結果、里奈の心は体に戻った。里奈はフェストゥムの戦いが終わった後、彗の呼びかけに反応し、目覚めた。
里奈「聞こえてたよ、彗」
ずっと、聞こえてた。
彗「おかえり、里奈さん」
『THE BEYOND』12話
『EXODUS』25話で目覚めた里奈は暉がいないことを受け入れていなかったが、『THE BEYOND』12話で目覚めた里奈は暉がいないことを受け入れたのではないだろうか。里奈が暉がいないことを受け入れるためには5年という時間が必要だった。つまり、暉の死を受け入れた時、里奈の親は暉の親ではない里奈になった。