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経験

 私が『ファフナー』を理解するまでの道のりをまとめました。「『ファフナー』を理解したい」と思う人の参考になれば幸いです

 

 2019年10月26日、私があるものを見ました。それは『THE BEYOND』12話の一騎が総士の灯籠を見送った時と同じものでした。つまり、私は『THE BEYOND』12話が公開される前に『THE BEYOND』12話の一騎と同じ体験をしたのです。私は一騎と同じ体験をした後、『THE BEYOND』で『ファフナー』が終わるという情報を手に入れ、『ファフナー』を見る視点が一騎からこそうしに変わる、つまり、主人公が変わりました。

 私はこそうしの視点で『THE BEYOND』を見ることによって総士を理解し、その後、一騎の視点で『EXODUS』と『THE BEYOND』を見ることによって、一騎を真矢を理解しました。そして、『BEHIND THE LINE』で描かれなかった一騎、真矢、甲洋の進路を知った時、『ファフナー』は終わりました。

 ワーグナーの舞台神聖祝祭劇『パルジファル』でパルジファルはアンフォルタスと同じ体験した時、アンフォルタスを理解しましたが、『ファフナー』も『パルジファル』と同じように視聴者が一騎と同じを経験をした時、『ファフナー』を理解する道のりのスタート地点に立つことができます。つまり、スタート地点に立つための経験は、視聴者自身のこの後の人生の中にあります。

 

故郷

Q: 何を理解すると、ファフナーを理解したことになるのですか?
A: アルヴィスの考え、新国連の考え、フェストゥムの考えを理解すると、ファフナーを理解したことになります。

 「アルヴィスの考えを理解する」は一期の山野辺単独脚本の疑問点を解決し、未回収の伏線を回収することでことでした。「新国連の考えを理解する」は『EXODUS』を理解することでした。「フェストゥムの考えを理解する」は『THE BEYOND』を理解することですが、物語を見る視点を変えるための鍵が必要です。

 私はアルヴィス、新国連、フェストゥムの考えを理解した後、『EXODUS』と『THE BEYOND』のテーマを知り、その後、テーマを言葉で表現した時、ファフナーを理解したことを実感しました。私がファフナーを理解した時、私は『THE BEYOND』ラストの一騎と同じように、それまでいた『蒼穹のファフナー』の世界から旅立ち、『蒼穹のファフナー』は私の故郷になりました。

 

9年1ヶ月

 2015年12月26日、『EXODUS』26話を見終わった直後の感想は「『EXODUS』が理解できない、つまり、『EXODUS』のテーマがわからない」でした。そのため「『EXODUS』を理解してやる!」と宣戦布告し、2025年2月1日、私は『EXODUS』のテーマを理解し、それを言語化した時、9年1ヶ月にも及ぶ『EXODUS』との長い戦いが終わりました。

 『EXODUS』のテーマは『EXODUS』で起と承が、『THE BEYOND』で転と結が描かれていました。そのため、『THE BEYOND』を最後まで見て、その内容を理解した時、『EXODUS』のテーマを言葉にすることができるという構造になっていました。

 「理解する」が「理解した」になった時、『ファフナー』で描かれた出来事は私自身が経験したことになりました。『ファフナー』で描かれた出来事は私の過去になり、私は『ファフナー』の記憶とともに生きていくことになります。

 

「宇宙戦艦ヤマト」と「蒼穹のファフナー」

 『宇宙戦艦ヤマト』の原型となった物語に『西遊記』があると聞いたことがあったので、船山徹『仏典はどう漢訳されたのか スートラが経典になるとき』(岩波書店)を読んだ時、「『EXODUS』の土台の一つに『宇宙戦艦ヤマト』があるのでは?」を思いました。先日『宇宙戦艦ヤマト 劇場版』を見ることができたので、以下に『ファフナー』と共通している内容を列記しました。

 
  宇宙戦艦ヤマト 目的地に行く時、敵と戦った。
  「EXODUS」 目的地から帰る時、敵と戦った。
 
  宇宙戦艦ヤマト 地球の外から使者がやってきた。
使者は亡くなっていた。
  「EXODUS」1話 竜宮島の外から使者がやってきた。
使者は亡くなっていない。
 
  宇宙戦艦ヤマト スターシャはサーシャが生きていると思ったが、サーシャは亡くなっていた。
  「EXODUS」25話 一騎は暉が生きていると思っていたが、暉はいなくなっていた。
 
  宇宙戦艦ヤマト 古代進は古代守が死んでいると思っていたが、古代守は生きていた。
  「THE BEYOND」4話 アルヴィスはこそうしが同化されたと思っていたが、こそうしは生きていた。
 
  宇宙戦艦ヤマト 沖田は地球を見た後、亡くなった。
  「EXODUS」15話 オルガは竜宮島を見た後、亡くなった。

 

 このリストの最初の項目は本を読んだ時に気がついたのですが、『宇宙戦艦ヤマト』本編を見たら他にも重なるシーンがあったので驚きました。

 『THE BEYOND』では『機動戦士ガンダム』(1979年)と『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』(1981年)を思い出すシーンがあったので、『ファフナー』はアニメーションの原点回帰をして終わったという印象を持っています。

 

東京オペラシティ コンサートホール

 2025年5月1日(木)、5月2日(金)に「蒼穹のファフナー Symphony Orchestra Concert 2025」の開催されることが発表されました。会場は東京オペラシティ コンサートホールというクラシック専用ホールです。行ったことのある人のあまりいないホールだと思うので、会場について簡単にまとめました。

 東京オペラシティ コンサートホールの客席数(1632席)は、東京近郊でオーケストラコンサートを行っているホールの多く(東京芸術劇場、サントリーホール、ミューザ川崎シンフォニーホール等)が2000席前後であることを考えると、客席数が少な目です。

 見やすいのは1階席と2階席、3階席の正面と後方。2階席、3階席の前方はステージをすべて見ることはできません。昔、私が行ったコンサートでは3階席の前方の席はC席として販売していました。

 オーケストラコンサートに慣れていない人には、2階席オルガン前席はおすすめしません。この席を販売しないコンサートもあります。