『蒼穹のファフナー』は子どもが大人になる物語であり、最後に発表された『BEHIND THE LINE』は群像劇としての終わりを示す作品でした。群像劇としての終わりとは「一期のパイロットたちはどんな大人になったのか」でした。
『BEHIND THE LINE』では剣司と咲良の進路選択が描かれました。剣司は『THE BEYOND』12話で遠見医院の医者になることを選びました。
剣司「先生、今日からドクターコースに入れますか」
千鶴「ええ、希望するなら」
剣司「ぜひお願いします」
『BEHIND THE LINE』
剣司「遠見先生の病院を俺が借りるんだ」
『THE BEYOND』12話
咲良は学校の教師になることを選び、『THE BEYOND』5話ではこそうしと美羽のクラスの担任の先生でした。
咲良「本当はもう決めてるの。
これから戦う奴らのために働くわ」 」
『BEHIND THE LINE』
作品から視聴者に課せられた課題は、フェストゥムとの戦いが終わった時に竜宮島にいた一騎、真矢、甲洋の進路とその理由を提示することでした。この課題をクリアした時、私は群像劇としての『蒼穹のファフナー』の終わりに到達しました。