2018年5月12日、ロフトプラスワンで冲方サミットが開催されました。今回もニコニコ生放送で配信され、タイムシフトで視聴しました。このイベントでファフナーの新情報が公開されることはないのですが、裏話を聞くことができます。
・来主操
『十二人の死にたい子どもたち』のコミカライズの話をしている時に、冲方丁が来主操について話していました。
天然のトリックスターってね、書いててすごく楽しい。ファフナーの操とかね。ああいう無垢なの好きなんですよ。お馬鹿さんなんだけどやたら強いっていう。
・コミカライズ
2018年3月に『ファフナー』のコミカライズは「月刊少年シリウス」からPalcyというスマホ、タブレットの漫画アプリに移りました。講談社は漫画アプリが3つあるのですが、Palcyは女性向けの作品が多いとのこと。担当編集者はこのアプリにした理由について以下のように話していました。
『ファフナー』は男性読者の方もいらっしゃるのですが、ロボットアニメということで男性の方は当然一定読む。その上でキャラクターとか冲方さんの作った繊細なキャラクターのドラマが濃厚に展開されるということで女性向けのアプリの方に場所を移した。
これでコミカライズは『月刊少年シリウス』掲載だったにもかかわらず、Palcyの人気ランキングで女子向けに入っていた理由がはっきりしました。
これは2018年3月21日のランキングです。この場では連載再開時期については明らかにされませんでした。
・『THE BEYOND』のPVの感想
10分の休憩の後、後半がスタート。会場のモニターでYouTubeにある『THE BEYOND』のPVを流した後の会話が面白かったので、書き起こしました。
冲方:気持ち悪いくらいフェストゥム動くよ。
僕ね、いつも思うんだよね。フェストゥム、確かに群れだけど。
編集:最初一匹に超苦戦していたのにすごいことになっていますよね。
冲方:もうねえ、コピペじゃないんですよね。
あのフェストゥムたちが1個ずつ動くから、まあまあまあすごい。
もうね、たまにXEBECさんというか能戸さんの言っていることで
頭おかしくなってくる時があって。
編集:監督の頭の中にある映像であろうというのが。
冲方:なんかこれぐらいやらないといけないんじゃないかって気がして
やってみたって言って。
『RIGHT OF LEFT』の最後のマリンスノーの時のあのキラキラも
手張りで何万個って入れったいれたって。ばかじゃねえの(爆笑)。
それだけのね、絵作りの力ってのが生まれるのは確かなのですごいなあと。
『RIGHT OF LEFT』のマリンスノーは能戸総監督がインタビューで詳細を明かしていました。
マリンスノーのシーンでは15万弱の海雪を作って降らせてます。>(※1)
この後、中西プロデューサーからのメールが読まれましたが、内容はなにも話すなの一言。次回のサミットで中西プロデューサーを呼ぼうという話が出ていました。
予定されていた時間を越えてしまい、ニコニコ生放送では最後まで配信されなかったので、次回のサミットの日程が発表されたのかは不明。冲方サミットのtwitterのアカウントでは次回のサミットの日程は告知されていません。
※1 『蒼穹のファフナー メモリアルブック』(2006年、ホビージャパン)に掲載されているインタビューより引用。