はるかぜ戦隊Vフォース Film Collection(勁文社)

 2018年の総士生誕祭で販売されるグッズのミニキャラを担当したのは千葉道徳だと能戸総監督が明かしていました。『ファフナー』には一期6話の原画で参加したのみですが、昔、能戸総監督が監督を努めたゲームのキャラクターデザインを担当していたことを思い出しました。

 

 『はるかぜ戦隊Vフォース』は1996年にVINGから発売されたSLGで、プレイステーション、セガサターン、windows 95でリリースされていました。監督は能戸隆。

 この本は攻略本というよるムックに近い作りになっており、制作スタッフの千葉道徳(キャラクターデザイン)、平井久司(メカニックデザイン)、能戸隆(監督)のインタビューが半ページずつ掲載されています。能戸総監督の口調は今とあまり変わっていません。

 『はるかぜ戦隊Vフォース』と『バックガイナー』のOP、EDクレジットで制作スタッフを見ると後の『ファフナー』と『ヒロイック・エイジ』につながっているのでなかなか興味深い。私自身、ゲーム自体は未プレイです。

 

 能戸総監督の経歴はネット上のアニメの制作スタッフについてのデータベースには未掲載。『蒼穹のファフナー 完全ビジュアルブック』(メディアワークス)と『蒼穹のファフナー メモリアルブック』(ホビージャパン)には以下のように記載されていました。

代表作:『宇宙のステルヴィア』(アシスタントプロデューサー)、『はるかぜ戦隊Vフォース』(監督)、『バックガイナー』(監督)ほか。

 また、『グレートメカニック DX18』(双葉社)では以下のように記載されていました。

XEBEC プロデューサー。中村プロ出身で、作画、シナリオ、演出も手がけ活躍。キャラクターデザインの平井氏とは先輩後輩の間柄。

 以上の記事を元にアニメスタッフデータベースなどで調べた『宇宙のステルヴィア』以前の能戸総監督の経歴は以下の通り。

  • 『勇者エクスカイザー』(1990年)動画
  • 『機動戦士ガンダムF91』(1991年)動画
  • 『太陽の勇者ファイバード』(1991年)動画
  • 『伝説の勇者ダ・ガーン』(1992年)動画
  • 『ママは小学4年生』(1992年)動画
  • 『はるかぜ戦隊Vフォース』(1996年)監督
  • 『バックガイナー』(1998年)監督