蒼穹のファフナー Log-Book

 『月刊ニュータイプ』2004年12月号の別冊付録。A4、全16ページ。記事の内容は以下の通り。

02-05 ビギニング オブ ジ エンド
06-07 MYSTERY OF FAFNER
08-11 戦士たちのプロフィール
12-15 世界をつくるもの

 「MYSTERY OF FAFNER」は20個のQ&A。

 「世界をつくるもの」は千野孝敏、中西豪、能戸隆(プロデューサー)、羽原信義(監督)、冲方丁(文芸統括)による対談。この対談は『Newtype Library 冲方丁』(2010年、角川書店)に再録されていますが、このムックも品切れで現在、入手困難。

 

ヘスター「人類は友愛のメッセージを宇宙に送り続けてきました。
     このゴールデンレコードを始め、電波や光を使って。
     結果は人類絶滅の危機」
『EXODUS』13話

 『EXODUS』13話でヘスターが人類は宇宙にメッセージを送ったことについて話していましたが、「MYSTERY OF FAFNER」には一期の時点で設定がありました。

Q:「あなたはそこにいますか」ということば
もともとは地球人が外宇宙に向けてはなった、古い無人探査船に搭載されていたプレートに刻まれていたことば。その探査船には地球の位置や地球人に関する情報が多く積まれていたという。宇宙を放浪していたフェストゥムがそれを捕獲して分析。人類という存在を知ると同時に、プレートに刻まれていたそのことばを、人類へのコミュニケーションツールとして記憶したのだ。

 他にも物質を同化してエネルギーに変えるザインの能力(一期ではほとんど描かれなかったが、『EXODUS』ではノートゥング・モデルもこの能力を獲得)、『蒼穹のファフナー Blu-ray BOX』のブックレットの対談に出てくる文化保存の話など、DVD単巻のリーフレット、DVD-BOXのブックレット、BD-BOXのブックレットにはない情報が掲載されています。

 3人のプロデューサーと監督、脚本が参加した対談「世界をつくるもの」を読むと、アニメを見ているだけでは気がつかない設定が多いことがわかります。