2019年11月、『THE BEYOND』第4~6話公開中に一期1話を見た時の感想をまとめました。この時は作品を直視することができず、一期1話のAパートを見るのがやっとでした。『THE BEYOND』のネタバレが含まれています。
●アルヴィス
ファフナーのパイロットに選ばれた子どもの親の多くは竜宮島を守ることよりも自分の子どもを守ろうとしていた。
・羽佐間翔子
容子「島のためにあなたが危険を冒すことなんて」
一期6話
・要咲良
澄美「でもね、危険だと思ったらいつでも逃げなさい。
それが命令違反でも 」
一期7話
・近藤剣司
彩乃「剣司、母さんねえ、正直言うと安心してるのよ。
あんたがそうやって戦わずにいられるかもって思うとね」
一期23話
澄美「戦いたくないならそれでもいいわ。
私も彩乃さんが望んでいたようにするつもりよ」
一期24話
・遠見真矢
千鶴「真矢に身体的なハンデがあったなんて」
弓子「母さん、これは不幸中の幸いよ。
私の下なら死ぬ心配はないわ」
千鶴「そうね。
正直、嬉しいと思ったわ。
でも、でもね」
一期3話
後に姉、弓子が真矢のパイロット適正データを改ざんしたことが判明した。
弓子「あたしがデータを改ざんしました」
一期18話
・堂馬広登
量平「あたしゃブルク配置だし、
うちとすればこいつは安全な場所で働かせたいんですわ」
一期10話
・真壁一騎
アルヴィスの司令官である史彦も例外ではなかった。
史彦「うちのバカ息子は今頃人類軍の捕虜にでもされているんだろう。
ファフナーで戦うよりその方がいいと思う俺は
司令官失格なのかもしれんな」
一期12話
総士以外の竜宮島の住人にはパイロットの代わりはいるという逃げ道があった。
彩乃「でもね、その代わり
あんたの代わりに誰かがファフナーに乗るんだってことは忘れないで頂戴」
一期23話
そのため、ファフナーのパイロットの候補となった親は竜宮島を守ることよりも自分の子ども(家族)を守ることを優先しようとした。
●総士
総士は竜宮島を最初に攻撃したフェストゥムのよって家族(父と義姉)を失ったが、その時、総士は親たちが必死で守ろうととしている自分たちの子どもと同じ14歳の子どもに過ぎなかった。
総士「ぼくはこの島のコアを守るために生きてるんだって、父さんに言われた。
自分や他の誰かのために生きてちゃいけないんだって」
一期15話
総士のたった一人の家族である妹、乙姫=竜宮島であるため、パイロットの親のように竜宮島の防衛を他人に任せ、自分の家族だけを守ることはできなかった。なんとしても妹=竜宮島を守らなければならなかった。その上総士自身はファフナーに乗ることができないため、パイロットに選出された同級生に戦ってもらわなければならない。アルヴィスは総士に対して一切、救いの手を差し伸べなかったので、総士は孤立無援の状態で、妹=竜宮島を守るためにフェストゥムと戦いながら、同級生を必死で守ろうと努力していた。
アルヴィスの大人たちで総士のことを気にかけていたのは保だけだった。
保「マークゼクスを一度帰還させろ。
リフトエンジンを調整し直す。
おい、真壁」
総士「その必要はありません、黙っていてください」
保「大人に命令するな」
一期6話
織姫「二つで一つの力だから。
それに、どちらもあなたたちは捨てる気だった」
保「待ってくれ。
それはマークザインとマークニヒトに二人を乗せろってことか」
総士「小楯さん、羽佐間先生、お願いします。
万一制御できない時は石棺に仕掛けたフェンリルを使用してください」
保「心配いらん、必ず起動させてやる」
『EXODUS』6話
保は子どもがファフナーのパイロットに選出された時、唯一、司令を信じて託した人だった。
保「あいつの命をお前と総士君に預ける。
必ず生きて返してくれ」
一期15話
『THE BEYOND』を理解したことで視点が変わり、人間が作って暮らしていた竜宮島とフェストゥムが作って暮らしていた偽竜宮島は大同小異、大差ないという結論に達してしまいました。
甲洋「偽りの平和でも中にいる者にとっては本物だ。
俺もかつてはそうだった」
『THE BEYOND』3話