『BEHIND THE LINE』のPVを見た感想をまとめました。
●PVの方向性
このPVが劇場予告として使われているのを知った時、作品を全く知らない人に興味を持ってもらうために、主人公への余命宣告と主人公の友人たちの姿を描くという構成にしたように感じました。事実、私がこのPVを見た後、真っ先に思い出した作品は、映画『ファンボーイズ』(2008年)でした。
●マークザイン
容子「特にこのマークザインは一騎君のシナジェティック・コード以外は
受け付けないほど同調しているの」
衛「いいなあ、一騎は」
一騎「お前らはやめとけよ」
咲良「それどういう意味?」
一騎「こいつで遠見を同化するところだった。
こいつには3倍のフェンリルが入ってる。
何も残らずふっ飛ばしてもらえるように。
乗りたくないだろう、そんなの」
一期19話
一騎は衛に対してマークザインに対する恐怖心を煽りましたが、そこからは「マークザインは俺のもの。誰にも乗せたくない」という一騎の感情が透けて見えます。しかし、一騎は余命を宣告された時、これまで一度も考えもしなかった問題と向き合うことになりました。
一騎「お前にも誰か他のやつが乗るのか」
『BEHIND THE LINE』
余命を宣告された一騎が理解すべきものとは、『THE BEYOND』12話で美羽が示した「分け与える」なのかもしれません。