「蒼穹のファフナー BEHIND THE LINE」PVの感想 Part2

 『BEHIND THE LINE』のPVを見た感想をまとめました。

 

●結論と理由

 『EXODUS』の冒頭、総士が出した結論を提示した。

総士「僕の名は皆城総士。
   君がこれを聞くとき、もう僕はこの世にいないだろう」
『EXODUS』1話

 『EXODUS』2クール目1話(14話)でその理由を提示した。

総士「僕は人間として生き、命を終える」
『EXODUS』14話

 

 『EXODUS』5話、一騎が出した結論を提示した。

 『BEHIND THE LINE』のPVの冒頭でその理由を提示した。

一騎「あと……4年」
『BEHIND THE LINE』PV

 

●命

一騎「命が無駄になるのが怖いんだ」
『BEHIND THE LINE』PV

 コアの命令に従って実際に命を使ってみた一騎が出した結論はこれだった。

一騎「ただ命を使うだけじゃ、どこにもたどり着けない」
『EXODUS』21話

 

●平和を壊すもの

 一期、『HEAVEN AND EARTH』、『EXODUS』、『THE BEYOND』で主人公の平和を壊したのはフェストゥム、人類軍、人間という存在だったのに対し、『BEHIND THE LINE』で主人公の平和を壊したのは「あと……4年」という言葉だった。

 

●マークザイン

一騎「俺はお前だった。
   お前にも誰か他のやつが乗るのか」
『BEHIND THE LINE』PV

 『BEHIND THE LINE』では、一騎にとってのマークザイン=この世になった。そのため、一騎のマークザインへの執着心=一騎のこの世への執着心となることから、一騎がマークザインに他の人が乗ることを受け入れた時=一騎がいなくなることを受け入れた時、になるのだろう。

 

●お題

 『BEHIND THE LINE』は制作スタッフが冲方丁に「ファフナー」と「平和」というお題を与え、冲方丁は自分が書きたいもの(死と向き合う人間の姿)を書いた作品のように見えます。『THE BEYOND』で物語が完結したことで、一騎がいなくならないことが確定したので、冲方丁は自分が書きたいものが書けるようになったと見ることもできます。『THE BEYOND』のラストでノベライズの世界が一続きになったことが、大きいのかもしれません

 

●NOW HERE

 ドラマCD『NOW HERE』は真矢をパイロットから外したいという一騎の望みを総士がかなえようとする話だった。『BEHIND THE LINE』は真矢とカノンが一騎がマークザインに乗らなくてもいい状況を作る話になるのだろうか。

 

●対

 『ファフナー』は以下のような形で対になっているのではないだろうか。

   一期  =  EXODUS
   HEAVEN AND EARTH  =  THE BEYOND
   RIGHT OF LEFT  =  BEHIND THE LINE

 『RIGHT OF LEFT』でL計画の参加者は全員いなくなったが、『BEHIND THE LINE』では誰もいなくならない。