【蒼穹のファフナー THE BEYOND】長い旅の終わり

 人間とフェストゥムの双方の視点で物語の最後まで見終わった時、以下の台詞が頭に浮かびました。

 織姫「あなた(総士)の心と力が作り出す未来を、
    たぶん私は見られない」
『EXODUS』8話

 総士「遠見は僕らにとっての地平線だ」
『EXODUS』14話

 一騎「俺も島と一つになるのか」
カノン「それは最後の祝福だ、真壁一騎」

カノン「お前は世界の傷をふさぎ、存在と痛みを調和させる者。
    我々はお前によって世界を祝福する」
『EXODUS』24話

 これらの台詞の意味を理解した時、私の中で『蒼穹のファフナー』という物語が完全に終わりました。

 

 私が『THE BEYOND』の終わりを見たのは2019年11月7日、物語を理解し終わったのが2022年11月12日でした。物語の終わりを見てから物語を理解し終わるまでに、3年かかったということになります。私が『ファフナー』を理解しようと思ったのは、『EXODUS』26話を見終わった直後の2015年12月26日なので、そこを起点とすると、7年もの時間がかかっています。本当に長い旅でした。