【蒼穹のファフナー THE BEYOND】世界を祝福した後

 私が世界を祝福した後、つまり『蒼穹のファフナー』の本当の終わりを見た後に思ったことを列記しました。

 

●心を読む世界

操「心読まずに言葉で話そうよ。
  その方が楽しいよ」
『EXODUS』23話

 一騎が島の祝福を受けた『EXODUS』24話Bパート以降、物語は言葉による会話に加え、登場人物の動きを使ってフェストゥムの「心を読む世界」が描かれています。そのため、登場人物の動きを読む必要に迫られました。登場人物の動きを通して、フェストゥムの「心を読む世界」がわかるようになるまでに、2年くらいかかりました。フェストゥムの「心を読む世界」がわかるようになると、『THE BEYOND』の一騎が考えていることがわかるようになります。

 

●真実

 物語を理解することとは、物語の真実を知ることでした。真実とは人に痛みを与えることがあるものですが、その痛みを乗り越えて、真実を知った時、何が起きるのでしょうか。

あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。
『ヨハネによる福音書』第8章第32節

 この言葉通り、真実は人間を自由にするのです。

 

●あなたが世界を祝福する

 『THE BEYOND』のラストの作り方は一期のラストと同じで、視聴者が物語の中では描かれなかった本当の終わりを作るという形になっています。事実、私は一期終了後、【二次創作】一期最終回のその後 という二次創作を書くことで、物語を終わらせました。

 一期は視聴者が本当の終わりを作るための手がかりがほとんどなく、製作スタッフは『HEAVEN AND EARTH』という形で答えを提示しました。しかし、『HEAVEN AND EARTH』後に制作された『EXODUS』と『THE BEYOND』は、作品を理解するためのヒントを作品内に描いてしまったため、製作スタッフが『HEAVEN AND EARTH』のような形で答えを提示する可能性は低いと思います。

 あなたが一騎が祝福した世界を見たいのであれば、あたな自身が一騎になって世界を祝福するしかないのです。