「蒼穹のファフナー THE BEYOND」第10~12話 キービジュアルの感想

 wikipediaで 道しるべ を調べ、その後、道標常夜灯 といった。常夜灯の記事を読み始めた時、冒頭の文章が印象に残った。

夜道の安全のため、街道沿いに設置されている常夜灯は、現在で言う街灯の役目を果たしており、街道の道標として設置されているものが多い。

 『THE BEYOND』では偽竜宮島と竜宮島にある常夜灯が道しるべを意味しているのではないだろうか。

 

 『THE BEYOND』1話ラスト、成長したこそうしが物語に最初に登場した時、こそうしは偽竜宮島の常夜灯にいたが、こそうしが竜宮島に帰るための道しるべであることが示されていたのではないだろうか。

 『THE BEYOND』第10~12話のキービジュアルでこそうしは一騎、美羽とともに竜宮島の常夜灯のそばにいる姿が描かれていた。アルヴィスが竜宮島にたどり着いたということは、こそうしは竜宮島に帰るための道しるべという自らの役割を果たしたということになる。

 

 『THE BEYOND』2話、偽竜宮島に侵入した一騎はこそうしと待ち合わせをした時、偽竜宮島の常夜灯の前に立ち、『THE BEYOND』第10~12話のキービジュアルでは常夜灯を背に立っていた。

 道しるべは道の起点と終点に置かれているものであることを考えると、偽竜宮島の常夜灯が起点、『THE BEYOND』第10~12話のキービジュアルに描かれた竜宮島の常夜灯が終点ということになり、一騎がこそうしにした「お前をいるべき場所へ返す」(『THE BEYOND』3話)という約束を果たしたことになる。

 『THE BEYOND』第10~12話のキービジュアルにはこそうしは自分の与えられた役割を果たし、一騎はこそうしとの約束を果たしたことが描かれている。