・マークアレス vs マークニヒト
一期の剣司=こそうしである。『THE BEYOND』2話、こそうしは一騎が乙姫を同化した後、一騎の胸ぐらを掴み「乙姫を返せ」と詰め寄ったが軽くいなされた。その姿は一騎になかなか勝てなかった一期の剣司の姿と重なる。
僚「一騎と剣司のいつもの勝負。
剣司に賭けてたんだよなあ、俺」
僚「総士はどっちに掛ける?
ちなみに剣司は十三連敗
『RIGHT OF LEFT』
剣司は母、澄美を失った後、一騎に勝負を申し込み、一騎は応じた。
剣司「一騎。
お、俺と勝負しろ」
一期24話
一騎はこの時と同じように、こそうしの勝負に応じたのかもしれない。
こそうし「出てこい 真壁一騎。
こいつでお前を消してやるぞ」
『THE BEYOND』3話
一騎がこそうしの勝負に応じて戦ったのであれば、この時の一騎の役割は一期24話、剣司と勝負した時と同じということになります。一騎はこそうしの育ての親であることから、『THE BEYOND』の一騎はこそうしが乗り越えるべき親という役割を果たしていますが、一騎は一期で父親のいないの剣司の乗り越えるべき親という役割を担っていたということになります。
・総士の言葉
総士「人類が知る限り、
この宇宙で存在が無にのまれても、
存在した情報は失われない。
無と存在の狭間にある事象の地平線は、
存在があったという情報の分だけ広がる」
『EXODUS』14話
一騎は総士のこの言葉を自分の言葉で表現するようになった。
一騎「誰かがいなくなるたびに
そいつがいた証拠が世界に残るって言うのか」
『EXODUS』18話
一騎「どんな力もいつか無に還る。
でも、大事なものは誰かが守って残してくれる」
『THE BEYOND』10~12話PV
言葉の変化を通して、一騎が総士の言葉の意味を理解する過程を表していたということになります。
・みんなの姿
真矢がこそうしにこの言葉を言った時、こそうしには見えるのは真矢だけだった。
真矢「みんなが君を信じてるよ」
『THE BEYOND』5話
この時、こそうしに見えるのは真矢だけど、真矢が言うところの「君を信じているみんな」の姿は見えなかった。しかし、美羽はこそうしに真矢と言葉を言った時、こそうしには「君を信じているみんな」の姿が見えるようになった。
美羽「みんな総士を信じてるんだよ」
『THE BEYOND』10~12話PV
こそうしに「君を信じているみんな」の姿が見えるようになった時、美羽はこそうしにこう言った。
美羽「総士もみんなを信じて」
『THE BEYOND』10~12話PV
こそうしに「君を信じているみんな」の姿が見えるようになった時、言える言葉だった。
・本音
一騎「総士、俺も」
総士「未来へ導け、一騎。
そして、互いの祝福の彼方で会おう、何度でも」
『EXODUS』26話
ここで『EXODUS』26話で一騎と総士が言葉にしなかった本音を言葉にした。
一騎「役目を終えたら俺の命をお前にやる」
こそうし「お前の力なんかいるもんか」
『THE BEYOND』10~12話PV
総士は一騎と別れる時、一騎の「俺も一緒に行く」という申し出を断ったということになります。
・他人の命
フェストゥムにとって「他人の命」とは「力」である。フェストゥムである操は美羽を同化して美羽の「力」を自分のものにしようとした。
操「ねえ、助けたんだから君を同化してもいいよね」
美羽「うん」
操「やったー、君の力をもらえるのは嬉しい」『EXODUS』21話
一方、人間であるこそうしにとって、「力」とは学んで獲得するものだった。
こそうし「お前たちから学んでやる」
『THE BEYOND』4話
そのため、こそうしは一騎の申し出を拒否した。
一騎「役目を終えたら俺の命をお前にやる」
こそうし「お前の力なんかいるもんか」
『THE BEYOND』10~12話PV
・フェストゥム人間
こそうしは美羽にフェストゥムに近い考えを持っていると指摘した。
こそうし「なんか君、フェストゥムっぽいな。
全体の意思に従い、自由意志を持たず、
みんな自分と同じだと思ってる。
そっくりだ」
『THE BEYOND』8話
マークザインに乗った美羽は一騎と同じ戦い方をしていた。しかし、フェストゥムに近い考えを持つ美羽は「あなた」と「私」の区別がついていなかったので、これができなかった。
美羽「あなたは、私。私は、あなた」
『THE BEYOND』10~12話PV
美羽がこれをできるようになったということは、美羽は「あなた」と「私」の区別がつくようになったということを意味しています。