「蒼穹のファフナー THE BEYOND」第10~12話の初見の感想(2025年)

 これまでブログには書いていない『THE BEYOND』第10~12話の初見の感想を書きました。これまでブログに書かなかった理由は「答えがわからなかったから」です。

 

●蛍とファフナー

 『THE BEYOND』12話を見終わった時、一騎と真矢の別れが夜空に飛んでいく蛍とファフナーの旅立ちという形で二回描いたのかという疑問が浮かびました。「『ファフナー』における繰り返しはオマージュではなく、それぞれに違う意味がある」(冲方丁『ムーンライズ』(TOブックス)を読むと、冲方丁が繰り返しをどう使っているのかを知ることができる)ということに気がついた後も、二回描かれた一騎と真矢の別れのシーンの意味はわかりませんでした。

 

●15歳と25歳

「なあ……甲洋は、来年になったら、どうする?」
 何となく、答えを予想しながら、訊いた。
「島を出るよ」
「そうか」
「お前も多分、そうするんだろう? 一騎?」
「ああ」
「あと一年さ」
冲方丁『蒼穹のファフナー ADOLESCENSE』(ハヤカワ文庫JA)

 一騎と甲洋の中学卒業後の望みがかなった時、『ファフナー』は終わりました。「覆水盆に返らず」という言葉がありますが、中学卒業後の望みを話した時と望みがかなった時の間には10年以上の時間が流れているため、なにかしらの違いがあるはずです。しかし、その違いが何なのかがわかりませんでした。

 

 『THE BEYOND』第10~12話の初見時の疑問点は、『THE BEYOND』のテーマと密接に結びついていたため、『THE BEYOND』のテーマを理解した時、答えを見つけることができました。