「蒼穹のファフナー」第25、26話の感想

 2019年1月~4月上旬にかけてGYAO!で一期が週2回(月・木)のペースで配信していました。一期25、26話を見た感想です。

 

・里奈と島のコア

里奈「ううん、最後まで一緒にいさせて」
 芹「私達が生きていられるのは乙姫ちゃんのおかげだってことを
   絶対に忘れたくないから」
一期25話

 乙姫が同化されていなくなった直後、新しいコアが生まれる瞬間を目の当たりした芹と里奈だが、その後、いなくなった乙姫に対する態度は対照的だった。

里奈「敵が言うことなんて決まってるし。
   嫌いとか憎いとか。
   しゃべるまえにやっつけなよ」
 芹「乙姫ちゃんはそんなこと言わない」
里奈「乙姫ちゃんはもういないの」
 芹「なんでそんなこと言うの」
『HEAVEN AND EARTH』

 芹は新しいコアに会いに行っていたが、それでもいなくなった乙姫に対する感情が整理されていなかった。しかし、現実的な里奈は乙姫がいなくなったことを受け入れていた。里奈は島のコアの死と生を見たものの、そのことはその後の里奈には影響を与えていないように感じられた。『EXODUS』ではファフナー・パイロット全員にこれまでとは違う同化現象が現れた。里奈の場合は過眠だった。いなくなった人のことをすんなりと受け入れ、常に目の前にある世界を直視している里奈だが、新同化現象で眠っている時、ゴルディアス結晶にある竜宮島の記憶にアクセスすることができた。広登が島に帰って来た夢を見て寝言として呟いたが、目覚めた時、里奈にはその記憶は残っていなかった。しかし、海神島での戦闘時に暉が同化現象でいなくなった後、里奈はキールブロックで暉と広登に別れる夢を見た。しかし、広登が帰ってきた時とは異なり、目覚めたあとも夢の内容を覚えていた。

里奈「暉が行っちゃった。
   広登と一緒に」
『EXODUS』25話

 里奈に広登が帰ってきた時の記憶はないため、おそらくこの時、広登がいなくなったことを知ったのだろう。

 現在、ゴルディアス結晶にある竜宮島の記憶にアクセスできる人間は限られているが、里奈がその一人であるのは5年前、島のコアの死と生に立ち会ったからなのかもしれない。

 

・手始め

イドゥン「我々はお前の思考を理解した。
     私がアルヴィスの子ら滅ぼそう。
     私は学んだ憎しみで」
一期25話

 イドゥンはこう言った後、総士の人としての証である左目の傷から左目そのものを同化した。これははや役割を終えたアルヴィスの子らの一人である総士を滅ぼしたことを表しているのかもしれない。

 

・さよならの時くらい微笑んで

一騎「遠見、来るな、遠見。
   俺も、必ず」
一期26話

 真矢にこう言った後、一騎は一瞬微笑み、マークザインはワームスフィアの中に消えた。

 その後、真矢は一騎の名を叫んだ。

真矢「いやー、一騎君、一騎君」
一期26話

 

 『EXODUS』22話、一騎はルガーランスでアビエイターのコアを掴み同化しようとしたが、アビエイターは熱波を放とうとしていた。

一騎「帰るんだ、島へ」
総士「一騎、よせ、一騎。
   一騎」
『EXODUS』22話

 この後、一騎は最後に視聴者に向かって一瞬微笑んだ後、マークザインは炎に包まれた。

 一期では一騎が微笑んだ後、真矢が一騎の名を叫んでいたが、『EXODUS』では総士が一騎の名を叫んだ後、一騎は微笑んだ。一期と『EXODUS』では一騎の名を叫ぶタイミングとキャラクターが対照的になっている。『HEAVEN AND EARTH』の挿入歌のタイトル、「さよならの時くらい微笑んで」を思い出したのは言うまでもない。

 

・マスター型

 イドゥンはフェストゥムの姿(※1)を取ることもできるが、マークニヒトに搭乗したした時は人間の姿をしていた。

操「このために俺を人の姿にしたの」
『HEAVEN AND EARTH』

 スフィンクス型の来主操はマークニヒトのコックピットに座った時にこうつぶやいたが、イドゥンと同じくフェストゥムであっても人の姿をしていれば、人間が作ったファフナーを操縦することができるということなのだろう。

 

※1 一期14、15話でイドゥンはスフィンクス型に変形した。