ニコ生「蒼穹のファフナー」第23、24話感想

2015年9月22日22:00~ ニコニコ生放送配信

 

 一期で人類軍にミョルニアとイドゥンというマスター型のフェストゥムが人類軍に入り込んでいたけど、『EXODUS』のシュリーナガルの舞台にも入り込んでいるんだろうなあ。フェストゥムが人類についていろいろ学んでしまったので、一期の時に比べてやり方が巧妙になっている。

 

  史彦「同化の途中で本体のコアを失い、根だけが独立した状態だ」
近藤彩乃「そのフェストゥムはコアが不在の状態にあるわ。
     乙姫ちゃんにコアになってもらい
     マークザインを通してフェストゥムを自己崩壊に導くの」
一期23話

 乙姫はコア型のフェストゥムだから、根だけ残ったフェストゥムのコアになれるということか。

 

 総士の「時間の感覚が鈍くなっている」と「つらいという感情が消えかけているらしい」はフェストゥムに同化された甲洋の時のことを思い出すんだけど、この時。総士も同化されつつあったのだろうか。

 総士の「一騎、本当にそこにいるのか」という台詞は『EXODUS』9話の「そこにいるな、一騎」を思い出した。

 ニヒトが島に来て、まずジークフリード・システムにクロッシングをしているので、ニヒトの攻撃された時の痛みを総士と共有しているということか。この時点で北極の決戦と同じ構図になっていた。

 一期23話の思い出。夜中に見ていて、涙がこぼれているにもかかわらず、口あんぐり。感情がぐちゃぐちゃだった。Cパート終了後の空気を読まないCM(デスラー)に呆然としたのもいい思い出。そして、最終回で総士がいなくなることを確信した回でもあった。

 一期23話と一期24話の間の出来事を描いたドラマCD『GONE/ARRIVE』をぜひ聞いてほしい。

 一期23話の近藤彩乃の「あんたの代わりに誰かがファフナーに乗るんだってことは忘れないで頂戴。それでも戦いたくないって言うなら、母さんが、あんたを守ってやるよ」という言葉があったので、剣司は当然「俺が、俺が怖がってたから、代わりにかあちゃんが…」というふうに考えてしまうよね。

 ひとり山の一騎と真矢のシーンを見ると、一騎の右目は再び赤くなり、見えなくなっている。終盤、一騎はファフナーに乗る度にドーピングしていたことがよくわかる。

 ミール、フェストゥムにとっての「人の記憶」というのは、ドラマCD『THE FOLLOWER』でも描かれ、『EXODUS』に引き継がれたテーマの一つ。