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ユリイカ10月臨時増刊号 総特集=冲方丁

 『ユリイカ10月臨時増刊号 総特集=冲方丁』を購入。この中でファフナーの延長上にゼーガペインがあると書いている人がいたが、私も全く同じように感じていた。この二つの作品はあまりにも共通項が多く、これがゼロ年代の空気かと思ったほどだ。

「蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH」前売り券購入

 1枚は買おうと思っていたのですが、続き絵になっていると知って、つい2種類買ってしまった。

 私は少なくとも私たちの知っている総士は帰ってこないんじゃないかと思っています。2年じゃ無理だよなあ。まあ、そうすると期待を持った分、一騎がかわいそうなんだけどね。

 脚本は冲方なので、安易な物語にはならないと思っています。

 

「蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH イメージミニアルバム」購入

 DVD付きだろうがアルバムとしては新曲+ベストなので、新曲のみ iTunes で買って済まそうと思っていた。しかし、ネットで映画のPVを見た人の感想を読んだら見たくなり、結局、amazonで購入。『HEAVEN AND EARTH』のPVを見たが、途中で涙が出てきてしまった。映画からの映像は肝心なところを見せていないものの、うまく気を引くような場面になっている。一騎が夢の中で総士に会う場面とか乙姫が子どもを抱いている絵とか。今回も見るのがつらそうな内容だ。『HEAVEN AND EARTH』のPVは16:9で制作されているにもかかわらず、4:3で収録されていたのは非常に残念。『ファフナー』と『RIGHT OF LEFT』のダイジェストも良い出来だった。新曲では一騎の内面を歌った「FORTUNES」のサビの歌詞が心に突き刺さる。

 20話くらいで物語の構造上、総士は生き残れないと読んでいて、覚悟していたにもかかわらず、私はいまだに総士を消滅したことを受け入れていないんだろうなあ。なので、私の気持ちは物語の中の一騎と重なる。

 しかし、冲方丁は出世したなあ。私は『マルドゥック・スクランブル』が好きだったので『ファフナー』を見たけど、今年は本屋大賞受賞で、直木賞候補だもんなあ。『天地明察』も読んだ。

「仮面ライダーW」48話

 『仮面ライダーW』の48話を見終わった。冬にWの映画があるという話なので、フィリップの件は最終回まで保留。映画がなければもう少し素直に見られたかも。 強敵だったテラーとユートピアを倒す理由が説明不足なため、「どうしてWが勝てたの?」となってしまうのが、残念。フィリップの消滅を割と冷静に見ていたのは、何も残らなかったという哀しさを感じさせるだめ押しの演出がなかったからかもしれない。『ファフナー』の最終回は総士を島に連れて帰ることができなかった一騎の絶望が強烈すぎて、未だに見直せない始末。ほぼ同じ条件での相方消滅エピソードでは、『ゼーガペイン』11話の方がどんでん返しがある分、泣けた。4年前のアニメだけど、7月に見たばかりなのでつい比較してしまう。

 しかし、その人であったものが何も残らない消滅という作品が多いなあ。今の時代を反映しているのかな。

冲方丁関連の映画

 冲方丁は今日の「とくだね」に出演していたそうですね。

映画『マルドゥック・スクランブル』
11/6公開 テアトル新宿
 改訂版はややこしいことになっているようで、現物を見ないとわからないなあ。

映画『蒼穹のファフナーHEAVEN AND EARTH』
12/25公開 シネマサンシャイン池袋
 アニメ雑誌の広告によるとイベント上映という感じらしい。
 来年春にDVD、BDリリース。BDリリースは嬉しい。