「蒼穹のファフナー」第18話の感想

 現在、GYAO!で一期が週2回(月・木)のペースで配信されています。配信期間が2週間あるので、時間のある時に2、3話まとめて見ています。18話を見た後の感想。

 

・人類軍と竜宮島

 物語冒頭、人類軍に属するミツヒロは竜宮島のファフナー、マークフィア(パイロットは救出済み)の機体を回収した。

 竜宮島は対照的に人類軍が捨て駒にした兵士を引き取った。

 人類軍と竜宮島が物々交換しているように見えてしまった。

 

・ファフナーの開発者

衛「メディカル・ルームって面白そうな機械がたくさんあるから
  いろいろいじったら遠見のデータ書き換えちゃって。
  あわてて隠しました」
一期18話

 子供の頃、無線機を直してしまった衛(※1)は、生きていたら父と同じくファフナーの開発者になっていたと思われる。ここでファフナーの開発者の死亡率が高いことに気がついてしまった。竜宮島でティターン・モデルを開発した後、島を去り、人類軍の元に行った日野洋治とミツヒロ・バートランドはマークザインとマークニヒトの完成後に亡くなった。元人類軍兵士で竜宮島の住人となったカノンはエインヘリヤル・モデルの設計図を残していなくなった。3人とも最初に所属していた組織を去り、別の組織で新型ファフナーを開発し終えると、その役割を終えたかのようにすぐにいなくなってしまった。

「甲洋の頭脳はノーベル賞級だ。特に数学に関しては異常なほど高い能力を持っている。歴史に残る物理学者か、経済学者か、兵器開発者といった存在になれるだろう」
冲方丁『蒼穹のファフナー ADOLESCENCE』三章1

 また、ノベライズで総士から兵器開発者という可能性を示されていた甲洋はフェストゥムになってしまった。

 『EXODUS』1話で小楯保が「俺は引退かな」と言っていたけど、後継者ができてもすぐにいなくなってしまうので、西尾行美ともどもなかなか引退できそうにない。

 

※1 ドラマCD『NO WHERE』で総士が「7年前、衛が修理した無線機、覚えてるか」と言っていた。