蒼穹のファフナー THE BEYOND 第1~3話 パンフレットの感想で書き忘れた内容を補足します。
・連れ去られた子どもたちの行方
『THE BEYOND』1話でこそうしと一緒にいた子どもたちは『THE BEYOND』2話には搭乗しなかったので、その行方が気になっていました。パンフレットの中に連れ去られた子どもたちのその後を示唆する文章がありました。
第一話「蒼穹作戦」
マリス、総士、それにパイロット候補だった島の子供達が発射台へと急いでいた。
『THE BEYOND』第1~3話パンフレット
レガート
人間の戦い方を学習しており、もっぱらソルダート化された元人間の兵士を指揮している。
『THE BEYOND』第1~3話パンフレット
パイロット候補だったということは、マリスによって連れ去られた後、子どもたちはベノンの兵士として教育され、人類軍と戦っている可能性が高いと思われます。ソルダート(soldato)とはイタリア語で「兵士」を意味しています。
・北極ミールと人類軍
【独立人類軍ダーウィン艦隊】
新国連から独立した人類軍の新たな組織で、人類軍統括本部のあるダーウィン基地を母港とする最大規模の艦隊。
『THE BEYOND』第1~3話パンフレット
一期でマークザインが北極ミールを破壊したことでフェストゥムが多様化した。竜宮島と接触したことでボレアリオスには新しくコアが生まれ、独立した群れとなった。
ダーウィン基地がアザゼル型の攻撃された時、新国連上層部は基地を放棄。その直後、ヘスターのやり方に批判的だったバーンズが太平洋生存圏を掌握して新国連から独立した。(もっともバーンズはプロメテウスに牛耳られ、言われるがままに竜宮島を攻撃したが)北極ミールと同じように人類軍の考えも一つでなく多様化した。
・眠り
春日井甲洋
そのたびに毒を緩和するための眠りが必要となる
『THE BEYOND』第1~3話パンフレット
真壁一騎
戦うたびに眠りにつく(存在と痛みを調和する)。
『THE BEYOND』第1~3話パンフレット
人間からフェストゥムになった一騎と甲洋が戦闘時に巨大な力を使う代償は “眠り” だったが、この二人のメディテーション訓練の内的ヴィジョンが海の底だったことを思い出した。
甲洋「これって海の底か。
息ができる。
これが仮想現実の海。
まぶしいくらいに明るい。
なのに、なんなんだ。
この冷たさ。
氷。
上の方はどこも氷で覆われてる」
一騎「何もいない深い海の底。
静かだ。
真っ暗で何も見えない。
誰も、いない。
光も届かない場所で」
ドラマCD『STAND BY ME』
もっとも甲洋が明るいが冷たい海の底、一騎は真っ暗で静かな海の底と、その情景は真逆である。
・総士の後継者-補足-
蒼穹のファフナー THE BEYOND 第1~3話 パンフレットの感想/総士の後継者 の補足です。
新国連が開発したマークニヒトを奪ったイドゥンは竜宮島を急襲。ジークフリードシステムに強制的にクロッシングを行い、システムに機体を登録させた。
総士「こ、これは、クロッシング。
機体コード、マークニヒト」
溝口「フェストゥムがクロッシングだと」
一期23話
イドゥンは竜宮島を滅ぼすことはできなかったため、ジークフリードシステムを搭乗者ごと奪っていった。
ミョルニア「ミールはお前たちの力を手に入れようとしたが
我々にあれは使用できない」
一期24話
しかし、北極ミールはジークフリードシステムを奪っていったものの、システムを理解できなかったため、その力を使うことはできなかった。
真壁一騎
ファフナーに乗ると「無限のクロッシング」であらゆる者の痛みを背負ってしまうため(後略)。
『THE BEYOND』第1~3話パンフレット
『EXODUS』24話で島の祝福を受けた結果、一騎は無限のクロッシングという能力を獲得したが、これは竜宮島のミールがジークフリードシステムを理解したことを意味しているのではないだろうか。だが、時を同じくして、フェストゥムもジークフリードシステムを理解してしまったのではないだろうか。その結果、『THE BEYOND』1話で里奈にクロッシングしたセレノアはその後、クロッシングでつながっている全員を同化することが可能になってしまった。