『THE BEYOND』を6話まで見た後に一期を見直した感想です。『THE BEYOND』6話までのネタバレが含まれています。今回、未公開にした記事は『THE BEYOND』全12話先行上映後に公開します。
●一期1話
・雑誌
保「あー、そうそう、これ、頼んだよ。
大切な本だからね」
衛「も、もしやそれは麗しの最新号。
待ってたぜ」
一期1話
雑誌は保 → 総士 → 衛という順序で衛の手に渡っていたが、総士を介して親から子に手渡されていた。
・島への帰還
一期の総士は島に帰ってくる人だった。
共生よりも決戦を望んだ公蔵を苦慮していた史彦
全てを理解した皆城総士を偽装鏡面の外に出し、公蔵配下の者とフェストゥムを呼ぶべく5日間を漁船に偽装した高速哨戒艇で過ごす。
竜宮島回覧板1129号
しかし、総士が島に帰ってきた時、出迎える人はいなかった。この後、総士は学校に向かうが、総士は人気のない町を歩いている様子が描かれていた。
『THE BEYOND』では一期とは逆になり、こそうしは島の外に出かけていた父、道生を出迎える人になった。
こそうしは妹、乙姫とマリスとともに父、道生を出迎えに港へ行った。
・島の外の世界
一期では真矢は総士に東京のことを尋ね、総士は一騎に嘘をついた。
真矢「皆城君、東京どうだった」
総士「東京、結構普通のとこだった」
一期1話
『THE BEYOND』ではこそうしが父、レガートに島の外のことを尋ね、レガートはこそうしに真実を話した。
こそうし「ベノンの軍艦を見たの」
レガート「ペルセウス隊の船だ。
父さんの船の何倍もでっかかったなあ」
『THE BEYOND』2話
・人影
一期1話、学校の登校時間が描かれていて、学校の横の道を通る人がいた。
しかし、『THE BEYOND』2話、学校の昼休みの様子が描かれているが、学校の横の道には誰もいない。
・皆城公蔵
『EXODUS』3話で皆城鞘が同化された時の様子が描かれたが、この時、公蔵はミツヒロと同じように心を同化されてしまったのかもしれない。
保「この新型、やはりミツヒロと日野の研究か」
容子「二人は北極のミールとの決戦を望んでたんですよね」
行美「それは皆城公蔵も同じさ」
一期17話
千鶴「この島で最初に魂を同化されたのは、
もしかするとあの人なのかもしれません」
一期11話
公蔵は総士にはフェストゥムになった妹の代わりに蔵前果林を与え、公蔵自身は新国連のスパイである狩谷と一線を越えてしまった。
・好戦的な総士
総士「父さん、僕が代わりにファフナーで出ます」
一期1話
総士のこの台詞を聞いた時、武器に興味を持ち、兵士になりたがるこそうしの姿を思い出した。
こそうし「ベノンの兵士になってお前たちと戦ってやる」
『THE BEYOND』3話
●一期2話
・帰る家
史彦「今日はもう帰ってこないと思ってな」
一期2話
フロロ「お家に帰ろう、お兄ちゃん」
『THE BEYOND』2話
史彦は家で一騎の帰りを待っているだけだったが、フロロはこそうしに家に帰ろうと積極的に呼びかけていた。主人公と一緒に暮らしていた人の台詞が一期と『THE BEYOND』で逆になっている。
・史彦とフロロ
一期では主人公の一騎が家事が得意、父、史彦が苦手という構図になっていた。
一騎「俺がいないと飯も炊けないんだし」
史彦「父さんだって昔は炊いてたんだぞ」
一騎「それ、結婚する前だろ」
史彦「どけ、今夜俺が作る。
ええっと」
一騎「いただきます」
史彦「どうだ、うまいだろ」
一騎「このお米、研いでないだろ」
史彦「え?」
一期2話
しかし、『THE BEYOND』で二人の関係性はひっくり返され、こそうしの妹、乙姫が家事が得意で、主人公のこそうしは家事をやらないという構図になっていた。
フロロ「お掃除もお洗濯もご飯の支度もさぼってばっか」
フロロ「お洗濯物ちゃんと出してよ。
靴下と下着は別の籠」
『THE BEYOND』2話
●一期3話
・子どもたち
3話まで見た時点での子どもたちの印象。
一騎: | ファフナーに乗る適性が高い。 一騎は友達である総士に弱みを握られているのか、総士に頭が上がらない。 学校の教室にいるシーンがなく、アルヴィス内でも総士と一緒にいるシーンしかないので、同級生との関係がわからない。 |
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剣司、衛、咲良: | 剣司と衛は咲良に頭が上がらない。 | |
甲洋: | 親がダメすぎ。 | |
翔子: | 学校に通えないほど体調が悪い。 | |
真矢: | 翔子の親友。 |
総士「僕たち二人なら飛べるさ、そう思うだろう」
一期3話
3話まで見て掴んだ一騎と総士の関係を考えると、とても総士が一騎に言うような台詞とは思えず、初見時、混乱したことを思い出した。
●一期4話
・クロッシング
一騎と総士はクロッシングによって感情を共有しているので、相手の考えていることがわかる。だから、言葉で表現する必要はない。
一期4話はこの考えに基づいて戦闘シーンが書かれているように感じた。そのため、総士は作戦の指示をせず、一騎は自分の気持ちを一切言葉にしない。そのため、視聴者には一騎が戦っている時に何を考えているのか全くわからない。
●一期5話
・総士と真矢
総士「パイロット候補なんだから、こういう趣味は控えた方がいい」
真矢「個人の趣味にまで口出しするの」
総士「作戦に差し障ることもあるからね」
一期5話
真矢が好きな総士は真矢の行動につい口出しをしてしまった。直感力の鋭い真矢だが総士の真矢に対する淡い恋心に気がついていなかったため、総士の言葉に突っかかってしまった。
総士「遠見」
真矢「ん」
総士「まだチョークが残っているぞ」
真矢「えっ」
翔子「皆城君って真矢のことよく見てるんだ」
真矢「そ、そんなことないと思うよ」
一期5話
一騎に恋している翔子には総士の行動はわかりやすいものだったが、総士に対して好感度の低い真矢は翔子に言われても気がつかなかった。
『THE BEYOND』で真矢は総士と同じ経験をすることで総士を理解した時、総士がずっと真矢のを好きだったということに気がつくのではないだろうか。
・ミサイル
黒白に塗装されたミサイルというと、市松模様ではありませんがV2ロケット(試作型)を思い出しました。
・狩谷と千鶴
狩谷「あなた、この計画で何人犠牲にしてきたの。
今更なにを」
一期5話
『THE BEYOND』6話で千鶴がこそうしに明かした本音を聞いた後だと、狩谷と千鶴の会話は千鶴自身が自問自答しているように見える。
・無意識の行動
翔子「ねえ、一騎君の番だよ」
一騎「うん、どれにしようかな」
甲洋「いいから早く引けよ」
一騎「うーん」
一期5話
甲洋の翔子への恋心に気がついていない一騎は無意識のうちに甲洋の怒りを買うような行動を取っていた。