『BEHIND THE LINE』のPVを見た感想をまとめました。
●Limited time
一騎「あと……4年」
『BEHIND THE LINE』PV
私はこの台詞を聞いた時、RUSH の “Dreamline” の一節を思い出しました。
LEARNING THAT WE’RE ONLY IMMORTAL —
FOR A LIMITED TIME
RUSH / Dreamline
日本語に訳すと「私たちは限られた時間の中でだけ不死であることを知る」となります。一騎は総士が帰ってきた時、幸せな時間(=不死だと思っている)がずっと続くと信じていた。しかし、幸せな時間(=不死だと思っている)は限りがあるものであり、一騎は誰よりも早く限りがあることを知ってしまった。
一騎「俺はみんなよりずっと早くいなくなる」
『BEHIND THE LINE』PV
●命の使い道
『THE BEYOND』はこの言葉に対する答えを提示することなく終わりました。
一騎「また命の使い道を見つけないと」
『THE BEYOND』12話
『BEHIND THE LINE』で「命の使い道」の答えにたどり着くためのヒントが、提示されるのかもしれません。
●心の平和
『BEHIND THE LINE』のお題は「平和なファフナー」なので、フェストゥムや人類軍が竜宮島にやってこないことが確定していいます。ということは、「島が平和な時、パイロットの心の中は平和なのか?」という疑問に対する答えを描こうとしているのかもしれません。
●平和と感情
『BEHIND THE LINE』は『THE BEYOND』の次の作品であり、お題は「平和なファフナー」でした。
フロロ「私たちみんなで平和に暮らしてるの。
感情を学んだのよ」
『THE BEYOND』2話
『BEHIND THE LINE』で描かれる戦いの合間の平和と生存限界と向き合う一騎の姿を通して、視聴者が『THE BEYOND』で偽竜宮島に暮らしていたフェストゥムたちが学んだ平和と、一騎がフロロを消した後のこそうし、セレノア、レガートのいなくなった後に学んだ感情を知るための作品なのかもしれません。
●マークザイン
洋治「これで明日、君の息子と会えるな」
ミョルニア「我々は私を我々以外のミールに接触させない」
ミョルニア「真壁紅音は真壁一騎の、母親」
一期13話
一騎にマークザインを渡したのは一騎の母、紅音の姿と記憶を持つフェストゥムだった。ミョルニアは一騎にマークザインを渡した直後、同化されていなくなったことから、マークザインは一騎を守ってくれる母親そのものだったと言えるだろう。
一騎「お前にも誰か他のやつが乗るのか」
『BEHIND THE LINE』PV
一騎がマークザインから降りることを決意した時、一騎は母と別れ、大人になることを意味していると思われます。