【物語の読み方】一騎の言葉

 一騎と真矢の二人が『蒼穹のファフナー』という物語全体の主人公でした。

総士「やがて僕らは運命の分岐点を迎えた」
『EXODUS』14話

 『EXODUS』14話で真矢が爆撃機を落とした時、つまり真矢が人を殺した時、一騎と真矢は別々の存在になりました。その後、一騎は『EXODUS』4話で島の祝福を受けたことで、フェストゥムに近い存在になりました。そのため、人間の視点で物語を見ている人は、真矢の視点で物語の終わりを見ることになり、フェストゥムの視点で物語を見ている人は、一騎の視点で物語の終わりを見ることになります。なお、私が真矢の視点で物語の終わりを見ていたのは、2021年11月5日から2021年11月7日までのたった2日間です。

 一騎は竜宮島から旅立ちました。しかし、一騎は真矢の視点で物語の終わりを見た人が、一騎の視点で物語の終わりを見るための方法を残していきました。

一騎「それとやっぱりここは遠見には小さいんだと思う。
   俺はここにいるから遠見も遠見でいられるものを見つけて、
   その話を聞かせてほしい」
『BEHIND THE LINE』