エメリー「あなたはフェストゥムにとって抜くことのできない棘。
痛みを教える存在だとわたしたちのミールが言ってます」
『EXODUS』14話
生まれ変わった総士(=こそうし)はフェストゥムと人間に痛みを教える存在になった。
●マリス
【幼い総士】
マリスのエスペラントの能力により、幼い総士は強制的に記憶の改変をされていた。
『THE BEYOND』1巻ブックレット
マリスは海神島からこそうしを連れ出した時にこそうしの記憶を改変したため、こそうしは海神島で暮らしていた時の記憶をすべて失ったが、こそうしは『THE BEYOND』12話でこれと同じことをマリスにした。こそうしはマリスの友人だった総士という存在を消したのである。
こそうし「人類の裏切り者め。
一生、千鶴さんたちの命を奪った償いをして生きろ」
『THE BEYOND』12話
こそうしはマリスの友人だった総士がいなくなるという形でマリスに痛みを与えた。マリスが失ったもの(こそうしと偽竜宮島)の意味を理解し、痛みを感じた時、こそうしが失ったもの(海神島でこそうしを育ててくれた人々の記憶)の意味を理解するのだろう。
●一騎
『THE BEYOND』2話、一騎はこそうしの妹(フロロ)を消した時、こそうしは心に痛みを感じた。
こそうし「殺してやる。
お前を殺してやる」
『THE BEYOND』2話
『THE BEYOND』12話、こそうしは総士の灯籠を流す(=総士という存在をこの世から消す)という形で、一騎の心に痛みを与えようとした。
こそうし「これをお前が流せ。
僕が皆城総士だ。
お前が知ってる誰かはもうどこにもいない。
文句は言わせないぞ。
僕はお前に勝ったんだ」
『THE BEYOND』12話
一騎はこそうしの言葉に従い、総士の灯籠を流した。
一騎「お前の言う通りにするよ、総士」
『THE BEYOND』12話
一騎は総士がいないことを理解した時、フロロを消された時にこそうしが感じたのと同じ痛みを感じることになるのだろう。