ついに『蒼穹のファフナー』という物語が終わりました。
●「THE BEYOND」の先
『THE BEYOND』のラスト、真矢は旅立つ一騎を見送った。時間が一騎を思い出にするのだろう。真矢は自分自身の人生を通して、一騎が考えていたことを少しづつ理解していくことになるのだろう。
真矢=『蒼穹のファフナー』を最後まで見た人、一騎=『蒼穹のファフナー』であることから、以下のように書き換えることができます。
『THE BEYOND』で『蒼穹のファフナー』は完結した。時間が『蒼穹のファフナー』という物語を思い出にするのだろう。『蒼穹のファフナー』を最後まで見た人は自分自身の人生を通して、『蒼穹のファフナー』という物語を少しづつ理解していくことになるのだろう。
●祝福の彼方
2019年11月7日、総士の視点で「祝福の彼方」にたどり着いたのですが、そこに至るまでの道がまったくわかりませんでした。「祝福の彼方」に至るまでの道を知るには、一騎の視点で「祝福の彼方」に行かなければなりません。一騎の視点で『EXODUS』と『THE BEYOND』を見ることによって、一騎の視点で「祝福の彼方」にたどり着くことができました。総士と一騎の視点で「祝福の彼方」にたどり着いた時、『蒼穹のファフナー』という物語は終わるのです。
『EXODUS』26話を見終わった時、「訳がわからない! 絶対理解してやる!」と思ってから、6年8ヶ月。とても長い旅でした。
私にとって『蒼穹のファフナー』とは、自分自身を知るための物語でした。
●終わりに
作品を見る視点が変わると、作品に対する評価も変わります。EXODUS』26話を見終わってから、物語の最後を見るまでの6年8ヶ月の間、非常に毀誉褒貶の激しい作品でした。しかし、作品を理解した今となっては、すべて懐かしい思い出です。
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