【蒼穹のファフナー THE BEYOND】力と言葉

 僚は自分の命を言葉にした後、いなくなった。

   僚「……以上が、僕たちの戦いだ。
     これを聞いてくれるヤツがいることを、祈ってる……」
『RIGHT OF LEFT』

 コアから生まれ変わることを告げられた総士はマークニヒトの力を言葉にした後、いなくなった。

  総士「僕の生存限界か。
     君の名を僕は知らない。
     もし君がこの機体と出会うなら、それが君の運命となる。
     僕の名は皆城総士。
     君がこれを聞く時、もう僕はこの世にいないだろう」
『EXODUS』25話

 

 公蔵は自分の命を力にして一騎に渡した後、いなくなった。

  公蔵「一騎君、レールガンを使え」
一期2話

 一騎は公蔵が射出したレールガンを右手で受け取った。以後、一騎が右手で振るう武器は、公蔵の命そのものだった

 

 こそうしは『THE BEYOND』11話でマークアレスの右手の武器を同化した。


 これはが公蔵が一騎に託した力をそうしが受け継いだことを意味している。こそうしは総士が残したメッセージを理解した時、力を言葉に変えることを学んだ。そのため、一騎から引き継いだ公蔵の力を美羽と自分の考えを伝える言葉にした。

こそうし「最初のミールはこの星の生命と一つになって消えた。
     きっと君みたいな存在がいて、ミールと一緒に進化したんだ」
  美羽「総士」
こそうし「気にするな。
     君は何者だ。
     何を願ってる。
     何が君を君にしてる」
  美羽「みんながお話してもう争わないでほしい。
     悲しいこと、全部、やめさせたい」
こそうし「なら、そいつを手に入れて君が実現しろ」
『THE BEYOND』11話

 その結果は、美羽は自分の命をアルタイルに捧げることなく、望みをかなえた。

  美羽「これが美羽の祝福だよ」
『THE BEYOND』11話