私は『蒼穹のファフナー』を見始めた時から、フェストゥムの視点で物語を見ていました。そのため、『THE BEYOND』では「フェストゥムの視点の物語の終わり」を先に見てしまい、その後、「人間の視点の物語の終わり」に向かって、道なき荒野を歩くことになりました。

　私の役割は「人間の視点の物語の終わり」から「フェストゥムの視点の物語の終わり」に至る道を作ることでした。この道を作ったことで、私は物語の筋道をたどれる人であれば誰でも「フェストゥムの視点の物語の終わり」からもう一つのエピローグである「フェストゥムの視点の物語の終わり」にたどり着けることを証明したのです。それではこの物語が視聴者に何を望んだか。

織姫「人と彼らの架け橋になるために」
『EXODUS』8話

　一騎と同じように視聴者が人間とフェストゥムの考えを理解することによって、双方の架け橋になることだと思います。