【蒼穹のファフナー THE BEYOND】残さなかったもの

 総士と一騎が竜宮島に残さなかったものとは何だったのだろう。

 

●総士

 総士はコアを守る人、システムの担当者、マークニヒトのパイロットといった役割をすべて後継者に譲りました。こそうしには左目の傷がないので、総士が竜宮島に残さなかったものは左目の傷でした。

 総士にとって自分である証は左目の傷でした。

  乙姫「あなたが総士を総士にした、大事な傷、自分である証」

 総士は自分である証と一緒にこの世を去りました。

一期15話

 

●一騎

 一騎はマークザインを美羽に譲り、自分の力もこそうしに譲ろうとしました。こそうしが作る料理の味は千鶴が作る料理と同じ味だったことから、一騎が竜宮島に残さなかったものとは料理の味でした。

こそうし「いいぞ。これで再現できるはずだ」
  真矢「えっ」
  美羽「千鶴ママのお料理」
『THE BEYOND』8話

 一騎にとって自分である証は料理の味でした。

こそうし「なんで料理なんて。
     食べないんだろう」
  一騎「自分を忘れないためだ」
『THE BEYOND』10話

 一騎は総士と同じように自分である証と一緒に竜宮島から旅立っていきました。

 

 総士は左目の傷、一騎は料理の味という自分である証ともに竜宮島からいなくなりました。つまり、総士と一騎はもう竜宮島にはいない、ということになります。