Another Lugh's Chain

2022年10月31日

ヘカトンウォール

 ヘカトンウォールの「ヘカトン」は古代ギリシャ語の ἑκατόν だったのか。意味は100です。


2022年10月30日

難敵

 なかなか形にならず、4ヶ月以上かけて書いた記事を書き終えた。何度も全面的に書き直したので、最初に書いた文章は一行も残っていません。書き終わってみたら、そこには探していた答えがありました。道理で難しかったわけだ。


2022年10月29日

残り一つ

 四つあるはずなのに、三つしか見つからないものがあったのですが、やっと残り一つを見つけました。見つけた時、「そんなところにあったのか」とつぶやいてしまいました。


2022年10月28日

ポスト「HEAVEN AND EARTH」Part3

 ポスト「HEAVEN AND EARTH」Part2では『EXODUS』の一騎について書いたのですが、『BEHIND THE LINE』を見て確認したい内容があるので、『BEHIND THE LINE』の先行上映開始後に公開します。

 『THE BEYOND』のテーマは真矢とこそうしの立場に立って真矢とこそうし、真矢とこそうしから見た一騎の考えを理解することだと思います。しかし、ここは人間の視点から見た物語の終わりにすぎません。真の物語の終わりを見るためには、視聴者がフェストゥムになって、フェストゥムの視点で物語を見る必要があります。視聴者が人間とフェストゥムの双方の視点から、物語を見られるようになった時、物語は本当に終わるのです。


2022年10月27日

時間

 物語の出した結論は知っていますが、まだ理解できていない部分があるので、最近はその部分をゆっくりと消化しているところです。理解するにはある程度、時間が必要です。

 最近の課題は『EXODUS』26話で真矢がビリーの遺体を、一騎が赤子を手にした理由を考えることです。


2022年10月26日

ケートス

 『ギリシア悲劇全集11』(岩波書店)を読んでいたら、ケートスという単語が目に入った。ギリシャ神話にはケートスという怪物も出てくるけど、古典ギリシャ語の κῆτος という単語には「鯨」という意味があることを知った。


2022年10月25日

国語

 私は普段、国語の授業で教えているような物語の読み方をしないので、高校の国語の科目の「文学国語」を理解するために、国語の授業で教えている物語の読み方を勉強しました。その後、高校の入試問題も解いてみましたが、「文学国語」の読み方を理解したものの、その読み方ができないので解けませんでした。

 『ファフナー』を読み解くためには、「文学国語」の読み方を捨てる必要があったのですが、私は『ファフナー』を読み解くことで、「文学国語」の読み方を完全に捨ててしまったのです。


2022年10月24日

論理国語

 『ファフナー』を理解するためには論理的に物語を読む力が必要なのですが、高校の国語では来年度から「論理国語」という科目が始まります。『EXODUS』(2015年)のプロットを立てたのは10年くらい前だと思うので、『ファフナー』は未来を見ていた作品だと思いました。


2022年10月23日

 一期7話で降った雨は国語で教えている読み方で意味が読み取れる雨だったが、『THE BEYOND』12話で甲洋が墓地にいる時に降った雨は国語の読み方では意味が読み取れない雨になっている。


2022年10月22日

さいたま新都心

 グランドシネマサンシャインで特典の配布が終了していたので、MOVIXさいたまに行ってきました。スクリーンが大きく、音響も好みだったので満足です。しかし、さいたま新都心に来たのはいつ以来だろう。


2022年10月21日

ポスト「HEAVEN AND EARTH」Part1

 11年前、『EXODUS』の制作発表時に感じた疑問についての答えを出しました。『EXODUS』以降、達観した一騎と総士よりも、真矢の方が感情移入しやすいキャラクターになったので、真矢のファンが増えたということになります。


2022年10月20日

甲洋

 『THE BEYOND』12話、甲洋とショコラが羽佐間家の墓の前にいるシーンの映像を読み、言語化しました。映像の情報を読み取れるようになると、言葉になっていない甲洋の考えを知ることができます。


2022年10月19日

映像を言語化

 言葉で映像を表現することに限界を感じ、HTMLを使ってスクリーンショットを並べ始めました。それを眺めていると、いろいろなことに気がつくようになりました。こんなことを2年近くやっていたら、アニメの演出が読めるようになりました。


2022年10月18日

映像を言語化

 『ファフナー』を言語化したいと思った時、最初にやったのは台詞を文字にすることでした。最終的に映像を言語化したのですが、映像を読むことに慣れていないので、試行錯誤の連続でした。


2022年10月18日

マークザイン ブラックver.

 マークザインの通常版のランナーは白と黒のグラデーションだったのですが、ブラックver.のランナーは黒のグラデーションです。マークザインのブラックver.は『BEHIND THE LINE』に出てきたら、面白いと思っています。


2022年10月17日

国語教育×アニメーション

 2022年8月に開催された国際アニメーション映画祭「ひろしまアニメーションシーズン2022」の市民教育プログラムで国語教育×アニメーションという企画があったそうです。

 この企画では「映像という非言語的なものをいかに言語化するか」ということを重要視していたようですが、これこそ、私が『ファフナー』でずっとやっていたことでした。そして、『ファフナー』を言語化し終わった時、物語を理解し終わりました。映像作品は言語化のトレーニングに向いているのかもしれません。


2022年10月17日

真矢と一騎

 『THE BEYOND』のラスト、旅立つ一騎を見送る真矢が考えていることを理解した時、物語は終わる。この結末に納得した人はここでおしまい。この結末に納得できない人は、一騎の視点で物語を見る方法を探すことになる。一騎の視点で物語を見られるようになり、『THE BEYOND』のラスト、旅立つ一騎が考えていることを理解した時、物語は本当に終わる。

 私は総士 → 一騎 → 真矢の順番で物語の終わりを見たので、最初に真矢の視点で物語の結末を見た人の感想を読みたい。


2022年10月16日

水星の魔女

 『水星の魔女』2話は一期18話+一期12話+『THE BEYOND』4話だと感じました。『ファフナー』とシェイクスピアの『テンペスト』を参考にして、親から自立する子どもの姿を描こうとしているのかな。


2022年10月15日

あれ

 『THE BEYOND』であれがテーマになることはわかっていたので、資料は手元に揃っています。しかし、『ファフナー』は「あなたが経験したことを私も経験することによって、私はあなたを理解する」という作品なので、資料は公開はしません。


2022年10月15日

水星の魔女

 『トップガン マーヴェリック』が私の中の一騎の物語を終わらせたように、『水星の魔女』1、2話が私の中の真矢の物語を終わらせてしまった。

 『THE BEYOND』のラスト、旅立つ一騎を見送る真矢の感情はあの時と同じか。やっぱり、真矢を通してあれを描いたんだ。


2022年10月14日

補足

 「THE BEYOND」第10~12話の感想 Part12を書いた後、すぐには飲み込めない感情が生まれてしまったので、この感情を飲み込む方法を考えてました。

 『Ghost Rider』の1章を読み返していたら、『BEHIND THE LINE』の真矢とカノンの行動を理解するヒントがありました。


2022年10月13日

前か後か

 公開時期を『BEHIND THE LINE』の上映前か上映後かで悩んでいる記事を書きました。心の中に「この記事は上映前に公開しちゃえ」という自分がいるので形にしたのですが、公開時期は未定です。


2022年10月12日

昼めし旅

 『昼めし旅』は予想以上にファフナーをしっかりと紹介していたのにびっくりしました。


2022年10月12日

OP

 やっとOPにあるこのシーンの意味がわかった。やっぱり経験すると理解できるように作ってあるんだな。このシーンを理解する経験をしたのは、私ではなく家族です。


2022年10月11日

 『ファフナー』を見る視点を変える鍵の一覧表を眺めているのですが、やはりこれを全部に入れると、『THE BEYOND』の一騎が考えていることがわかるという構造になっているんだなあ。鍵はそれを理解した時に手に入るので、鍵を手に入れられるか否かはその人次第です。つまり、作品からのメッセージは「鍵を理解してほしい」です。

 つまり、作品という相手の望み(鍵を理解してほしい)をかなえると、自分の望み(『THE BEYOND』の一騎が考えていることを知りたい)がかなうという構造になっています。


2022年10月10日

死と誕生

 タイトルを「死と誕生」に決め、URL名(beyond-death_birth)を決めた後、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』の英題「Death and Rebirth」が頭に浮かびました。こそうしは「再生(rebirth)」ではなく「誕生(birth)」であるところがミソです。


2022年10月9日

眠り

 書いている文章がうまくまとまらず、諦めて寝ると、翌朝、目が覚めた時に探していた文章が頭に浮かぶことが多い。


2022年10月8日

真矢

 やっと『THE BEYOND』終了時の真矢の立ち位置がわかったのですが、予想していたのとは違う位置でした。真矢の立ち位置が明確になったことで、『EXODUS』と『THE BEYOND』の真矢を通して描いたものがはっきりしました。


2022年10月7日

マークアレス

 今日からマークアレスの予約開始。結局、9月は作品を読むことを優先したため、マークニヒトは製作の途中でストップしているのですが、やっと作品を読み終わったので、今月はマークニヒトの続きを作ります。


2022年10月6日

「THE BEYOND」第10~12話の感想 Part12

 すべてを終わらせるまで書けなかったのが、物語を客観的な視点から見た感想でした。この視点があったからこそ、『THE BEYOND』第10~12話の見た後、私の心の中に「悲痛」という感情が残ったのです。


2022年10月5日

 道をたどって、2021年7月4日に見た場所に到着。そこに着いた瞬間、椅子から立ち上がり、手を挙げ、「万歳!」と叫んでしまった。1年3ヶ月もの間、「見えている場所に行けない」&「どのくらい距離があるのかわからない」というのは、しんどかった。


2022年10月4日

描けなかったもの

 私にとって『エヴァQ』と『シン・エヴァ』は庵野秀明の私小説であるのと同時に、2010年代の日本で生きている人々の姿をそのまま写し取った作品でした。そのため、『エヴァQ』、『シン・エヴァ』と『ファフナー』を対比することによって、『エヴァ』が描きたかったけど描けなかったものを知ることができました


2022年10月3日

最後の最後

 最終的な答えをまとめているのですが、最後の最後になって、答えが見つかっていない疑問点の答えが出てきたので、笑ってしまった。


2022年10月3日

最後の言葉

 1988年の Peter Gabriel の来日公演の時、Peter Gabriel がライヴ終了後に言った言葉が、作品から『蒼穹のファフナー』を最後まで見た視聴者への最後の言葉なんだろうなあ。このライヴを見に行った友人から聞いた言葉であるにもかかわらず、非常に印象に残っています。


2022年10月2日

BEHIND THE LINE

 『BEHIND THE LINE』公開後、ROL → 一期 → HAE → BTL → EXO → TBE という時系列で見ると、真矢の視点で物語を見られるようになる。真矢は2150年から一騎との別れを考え始め、2157年、一騎とは別の道を選ぶという形で一騎と別れた。


2022年10月2日

どこにもいない

 9月25日に公開する予定だったのですが、公開予定日前後に一騎生誕祭、『HEAVEN AND EARTH』リマスター版の上映、『BEHIND THE LINE』のPV公開があったので、1週間延期しました。


2022年10月1日

フローチャート

 『ファフナー』を理解するためのフローチャート図が完成したので眺めているのですが、『ファフナー』を理解するために必要なものは『パルジファル』から学んだという感じになっています。『パルジファル』は音楽が好きなので、物語も理解したいと思ったのですが、長年、高い壁(ドイツ語、キリスト教、インド仏教)と戦い続けました。


2022年10月1日

THE END

 この時、真矢が考えていることがわかったので、終わりました。やっぱり真矢の視点で最後まで見ると物語が終わるんだな。なお、この後、頭に浮かんだのは、漫画の最終回の最終ページに書いてある「ご愛読ありがとうございました。XX先生の次回作にご期待ください」という言葉でした(笑)。

 「この物語を理解するためには、別の物語から補助線を持ってくる必要がある」というのが今の感想です。『BEHIND THE LINE』PVが最後の補助線になったことから、『BEHIND THE LINE』を見た時、『蒼穹のファフナー』は完結するのでしょう。