Another Lugh's Chain

2022年7月31日

「蒼穹のファフナー」を見直した感想 Part2

 物語を理解してしまったため、物語の世界には何の未練もないので、物語の世界から去りたいと思ったのだと思います。物語が理解できず、何度も見直すこと=輪廻転生、一騎を理解する=物語を理解する=解脱のように感じました。


2022年7月30日

一騎と真矢

 一騎と真矢の視点の違いを明確にしたことで、『THE BEYOND』での真矢の考えが見えるようになりました。真矢にとって『THE BEYOND』は「さよなら、一騎くん」をする物語でした。

 マリスが海神島からこそうしを連れ去った時、止まっていた一騎と真矢の時間が動き始め、一騎だけでなく真矢にとっても「あと3年、それだけあれば覚悟だってできる」であり、「僕らの最後の時間が始まった」だったのです。


2022年7月29日

視点

 物語の構造から『THE BEYOND』での一騎と真矢の視点の違いを明確にすることができました。断片的には見えていたのですが、やっと全貌が見えるようになりました。


2022年7月28日

真矢

 『EXODUS』での真矢の行動と『THE BEYOND』12話で一騎と別の道を選んだ理由をひとまとめにすることによって、真矢を通して描こうとしたものが明確になりました。真矢は私とは逆の考えを持っているキャラクターなので、私は真矢に共感することはありませんでした。


2022年7月27日

翔子

 竜宮島にフェストゥムが来たことにより、翔子は真矢と二人きりの世界からの脱出し、一騎は5年前の事件(総士の左目を傷つけた)と向き合うことになった。一期6話で翔子がいなくなるという構成になっていたので、一期1話~6話では真矢と翔子、そして、甲洋と一騎を描くべきだった。


2022年7月26日

まとめ

 材料はほぼ揃っているのに、なかなかまとめられない『THE BEYOND』の結論にチャレンジしています。理解しないと言葉で表現することができないことを考えると、作品からの課題は「すべて自分の言葉で表現しなさい」だと思います。


2022年7月25日

トドメ

 冲方丁は『アニメージュ』2015年3月号でのインタビューで「今回のシリーズは『一騎と総士にちゃんとトドメを刺そう』ということですから(笑)」と言っていましたが、この言葉通り、作品を理解し終わった時、トドメを刺されてしまいました。


2022年7月24日

「蒼穹のファフナー」を見直した感想 Part1

 長くなったので分割しました。私の中で『ファフナー』が終わった理由は最後に書く予定。喜ぶ翔子というと、『After All Alone』の翔子を思い出します。


2022年7月23日

メモ

 いつも『ファフナー』を見ている時、スマホでメモを取っているのですが、今回、手書きでメモを取りました。手書きの方がメモを取っている時に流れている内容が頭に入るというメリットがあるのですが、後でテキスト化にするのが辛いというデメリットもあります。


2022年7月22日

終わってしまった

 一期を全部、見直しました。私の中で『蒼穹のファフナー』という物語が完全に終わってしまったことを実感しました。やっぱり『THE BEYOND』の一騎が考えていることを理解した時、物語が完全に終わるんだなあ。


2022年7月21日

正解

 答えが「A と B のどっちなのか」について延々と悩んだ問いがあったのですが、答えは「A と B の二つ」でした。正解にたどり着いた時は「やられた!」と思いました。


2022年7月20日

階段

 一期9話と『THE BEYOND』12話を比較すると、階段の真ん中にあった手すりがなくなり両隣の建物が変わっていました。



2022年7月20日

ノベライズと「THE BEYOND」

 『THE BEYOND』で一騎はノベライズと同じ行動、真矢はノベライズと言動をしていますが、作品から視聴者に対して「『THE BEYOND』とノベライズの違いは何なのか?」と問いかけらています。


2022年7月19日

そして、誰もいなくなった

 総士と甲洋がいない『HEAVEN AND EARTH』で、一騎のそばにいたのはショコラだった。一騎にとって真矢はいつもそばにいてほしい人じゃないんだなあ。

 『EXODUS』で総士がいなくなり、『THE BEYOND』でショコラがいなくなり、甲洋は一騎と一緒に旅に出たので、一騎にそばにいた存在は全員、竜宮島からいなくなってしまった。


2022年7月18日

ノベライズと「THE BEYOND」

 書けない部分があるので、久しぶりに他人が理解できるように言葉で説明するのは難しいことを実感した記事でした。


2022年7月17日

真矢の言葉

真矢「私じゃ一騎君のいる場所には行けないから、
   ここで帰る場所を守ってるね。
   たまには帰ってきてね、竜宮島に」 『THE BEYOND』12話

 昨日『THE BEYOND』12話、喫茶楽園の前で一騎と真矢が話すシーンの演出が読めたので、真矢の最後の台詞を読み直したのですが、やっとこの台詞の意味を正確に理解することができました。映像の力を理解してしまった冲方は恐ろしいし、冲方が考えた通りの映像を作ったスタッフも恐ろしい。


2022年7月16日

演出

 やっと『THE BEYOND』12話、喫茶楽園の前で一騎と真矢が話すシーンの演出の意図が読めました。3週間くらい前にこのシーンの演出の意図が見えたのですが、見えない部分があると感じていました。見えない部分の意図が見えるようになったので、気分がスッキリしました。


2022年7月15日

マークザイン

 MODEROID ファフナー・マークザイン ブラックver. は作中には登場しないカラバリなのですが、「これを組み立てることによって、一期のマークニヒトの雰囲気を知ることができるのでは」と考え、予約しました。予約期間は2022年7月24日までです。


2022年7月14日

After All Alone

 『After All Alone』というタイトルの出どころはここか。

乙姫「最初は、みんな一つだった。
   大きくて深い場所。
   そこから出てくることで、みんなバラバラになった」
一期15話


2022年7月13日

一期を見る視点

 一期を見直しているのですが、今回は一騎の視点で物語を見ています。『THE BEYOND』を理解したことで、一騎の考えていることがわかるようになりました。


2022年7月12日

こそうし

 古典ギリシャ語の練習問題にこんな一文がありました。

διὰ τὸ θαυμάζειν οἱ ἄνθρωποι ἤρξαντο φιλοσοφεῖν.
驚きから人は知を愛し始める。

 『THE BEYOND』3話で史彦から海神島についての説明を受けて目を回すこそうしの姿と『THE BEYOND』5話で本を読んでいたこそうしの姿を思い出しました。


2022年7月11日

喫茶楽園

 『BEHIND THE LINE』のキービジュアルを見た時、「喫茶楽園の前に階段ってあったっけ?」と思ったのですが、一期9話で喫茶楽園の前にある階段が描かれていました。


2022年7月10日

「THE BEYOND」第7~9話の感想 Part3

 『THE BEYOND』7~9話の時に一騎が考えていることがわかったので、2020年11月に書いた記事を公開しました。


2022年7月9日

ネタバレ

 一期の感想を書いたのですが、『THE BEYOND』のネタバレなしで書くのは難しい。


2022年7月9日

賭け

 『THE BEYOND』の物語構造を見ると、冲方丁は視聴者の中から一騎になれる人が生まれることに賭けたんだと思います。私は一騎じゃなくて総士だったので、冲方丁が期待した人ではありませんでした。


2022年7月8日

一期

 一期を見始めました。


2022年7月8日

意図

 『BEHIND THE LINE』で公開された情報を分析して、この作品の意図と狙いを分析しました。作品を理解すると製作者の立場に立って作品を見ることができるので、作品を見る前にこういうことができるようになります。『EXODUS』の続きは『THE BEYOND』の前日譚1話、本編10話、エピローグ1話、スピンオフ1話の計13話という構成にしたように感じました。

 作品を理解し終わった私はこそうしの位置にいるので、制作スタッフ=ミール、ファン=竜宮島の島民に見えます。


2022年7月7日

パルジファル

 三澤洋史「『パルジファル』通し稽古まで来ました」を読んでいたら、以下の文章が目に留まった。

第3幕では、聖金曜日の奇跡とティトレルの葬列が対照的だ。神からの恩寵の降り注ぐ空間と、神から見放されたかのような“人類の絶望”の表現。

 『THE BEYOND』12話は『パルジファル』第3幕だったことを再認識。聖金曜日の奇跡=美羽の祝福、ティトレルの葬列=一騎に渡された総士の灯籠。もっとも『THE BEYOND』では『パルジファル』の幕切れは描かず、視聴者に委ねた形になっています。


2022年7月6日

スピンオフ

 『EXODUS』と『THE BEYOND』の間と『THE BEYOND』の後日談(パンフレットを見ると、冲方丁が『THE BEYOND』の続きを書く気がありすぎる)はやらないと考えていたので、どうするのかなあと思っていたのですが、うまいところを選んだなあと思いました。


2022年7月6日

キービジュアル

 あえて対比させた絵の構図から読み取った自分の考えは書きませんでした。


2022年7月5日

準備不足

 『BEHIND THE LINE』の情報はまだ出ないと思っていたので、ブログの方で『BEHIND THE LINE』に対する準備を全くしていませんでした。そのため、慌ててブログを修正しました。


2022年7月4日

BEHIND THE LINE

 今日、『BEHIND THE LINE』の情報を公開するとは思いませんでした。2005年、『RIGHT OF LEFT』の制作が発表された時と同じ気持ちになっています。個人的には『BEHIND THE LINE』がパラレルじゃないのでホッとしました。しかし、『THE BEYOND』のネタバレなしで記事を書けなかった。


2022年7月4日

18周年

 1年前のことを思い出して書いた文章です。結局、1年で物語の構造を読み解いて、物語を終わらせてしまいました。私は総士を理解した後、一騎を理解するというルートだったで、一騎を理解した後、総士を理解するというルートという人の感想を読みたい。


2022年7月3日

剣樹抄-不動智の章-

 冲方丁『剣樹抄-不動智の章-』読了。私にとっては『剣樹抄』は『THE BEYOND』の答え合わせ本でした。この巻では『イザベラ・バードの日本紀行』を思い出しました。


2022年7月2日

5年

 真矢にとって『EXODUS』から『THE BEYOND』の5年間は、一騎に「さよなら、一騎くん」と言う覚悟を決めるための時間だったのです。


2022年7月1日

一騎の心の中

 「真矢と一騎」書く際、喫茶楽園前での会話シーンは、真矢だけでなく一騎の心の中にある言葉も文字にしました。一騎と真矢の心の中にある言葉を補った会話を読むと、この二人は最後まで本音を言える関係になれなかったことがよくわかります。