Another Lugh's Chain
2021年9月30日
「空気」の研究
山本七平『「空気」の研究』(文春文庫)読了。長年、この台詞に疑問を感じていたのですが、その疑問が解けました。
一騎「なんで俺がやったって言ってくれなかった」
一期15話
また、一期18話の茶番裁判の骨組みが見えたことで、今月初めに読んだ本との関係も明確になりました。
『「空気」の研究』は得るものが多かったのですが、本自体はすごく読みにくいので、人に勧める気にはなれません。
2021年9月30日
上映劇場
さすがに上映劇場が発売前日に公開されるとは思わなかった。
2021年9月29日
半年
『THE BEYOND』全12話を公開するのに2年半かかったのに、私がネタバレなく楽しめたのはたった半年。純粋に作品を楽しんでいる人がうらやましい。終わってから作品の分析をすればいいんだよ。
2021年9月29日
体と器
『ファフナー』における「体」と「器」の定義を言語化できるようになると、一騎がマークザインを美羽に譲った理由がわかるという構造になっているんだなあ。私は「体」の定義をなかなか言語化できませんでした。
2021年9月28日
死者
山本七平『「空気」の研究』(文春文庫)に、以下の二つのシーン(『EXODUS』3話と15話)の意味を説明している文章があった。
『EXODUS』3話は総士と保の反応を通して、フェストゥムと人間の価値観の違いを表すシーンで、『EXODUS』15話はキースの行動を通して、竜宮島と人類軍の価値観の違いを表すシーンだったのです。
『「空気」の研究』は『ファフナー』の資料として手に取った本ではないのですが、結果として資料本になってしまいました。
2021年9月28日
無限列車
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を録画したら、NetflixのCMが手に入りました。映画の感想は「一期6話を分析した経験が役に立った」でした。
2021年9月27日
「空気」の研究
『THE BEYOND』を理解した後に、山本七平『「空気」の研究』(文春文庫)を読むと、この本で言わんとしていることがよくわかります。この本の中に、私がレガート、セレノア、フロロを見た時に何も感じなかった理由が書いてありました。
2021年9月26日
上映劇場
前売券発売開始まで1週間を切ったのに、まだ上映劇場が発表されていない!
2021年9月26日
リヴァイアサン型
『EXODUS』9話、マークニヒトは水中にいるリヴァイアサン型を縛り上げた後、何もせずリヴァイアサン型の口の目の前にいた意味がわかった。
2021年9月25日
続・腑に落ちない台詞
今月のテーマは『EXODUS』26話にある腑に落ちない台詞でした。いろんな意見を読んだ上で、納得できる答えに到達。最終的な答えは2年くらい前に買った本の中にありました。
2021年9月24日
一騎と操
『HEAVEN AND EARTH』の一騎と操を見ていると、あしべゆうほ『クリスタル・ドラゴン』(秋田書店)9~10巻で描かれたソリルと息子のエピソードを思い出します。「ベルセルク」という単語はこの漫画で覚えました。
2021年9月23日
点と点をつなぐ
今日は久しぶりに点と点がつながって線になった。その結果、多くの疑問点が解消しました。17周年の配信で冲方丁が「10話だけで4回最終話やっているようなもんだよね」と言っていたけど、『THE BEYOND』7~9話で話が進まなかった分、10話に内容を突っ込みすぎ。
2021年9月23日
遺品
初見時は赤子に気を取られ、総士の遺品であるシナジェティック・スーツに目が向かなかったのですが、やっとこのカットのシナジェティック・スーツの意味がわかった。『THE BEYOND』を最後まで見ないと、このカットの意味がわからないという作りになっていた。
2021年9月22日
一騎=総士
『THE BEYOND』第10~12話のムビチケ特典のクリアファイルの一騎とこそうしの顔を見た時、『EXODUS』DVD/BD 12巻の総士と一騎を思い出しました。『THE BEYOND』と『叫べ!』のジャケット、『THE BEYOND』第7~9話と『THE BEYOND』第10~12話のキービジュアルの一騎は全部、横顔なんだよなあ。総士は横顔を残してこの世を去ってしまったという印象が強いので、『THE BEYOND』で横顔ばかりの一騎はこの世を去る人として描かれていると感じます。
2021年9月21日
別れ
『EXODUS』の時は RUSH のラストツアーと重なっていたのですが、『THE BEYOND』は Genesis のフェアウェルツアーと重なってしまった。
2021年9月21日
webラジオ #13
ムビチケの発売日と特典のクリアファイルの絵柄が公開されました。ムビチケは10月1日発売なので、今週末には上映劇場が発表されるかな。
2021年9月21日
一騎の誕生日
一騎君、誕生日おめでとう。
今年はケーキを買ってきて食べました。
2021年9月20日
史彦
史彦の「史」を国語辞典で引くと、「歴史を記す人。記録ををつかさどる役目。史官」(大辞林)という意味があるので、史彦は残る側だったことに気がついた。
2021年9月20日
一騎の感情
やっとこの時の一騎の感情を理解した。手がかりが少なすぎて、すごく難しかった。一騎がこそうしに遠慮せず、足払いや背負投げをする理由がわかった。
2021年9月20日
「蒼穹のファフナー」を見直した感想(2021年)
一期1話の総士が船で竜宮島にやってくるシーンに共感してしまったことから、今回は外から竜宮島に来た人(フェストゥムや人類軍)の視点で物語を見ていました。『ファフナー』の最終的な目標は、主観的に見ていたものを客観的に見られるようにすることなのだと思います。
2021年9月19日
答え合わせ
冲方丁『剣樹抄』(文藝春秋)の中に、『THE BEYOND』を理解するヒントがありました。自分の中ですでに答えを見つけていた内容なので、脚本を書いた冲方丁の別の作品を使って答え合わせをしたことになります。
2021年9月18日
一期23~26話
冲方丁は17周年の配信イベントで「過去のエピソードや小さな物事を一通り頭の中に入れて、忘れないようにする」と言っていましたが、一期で未回収だと思った台詞は、『EXODUS』と『THE BEYOND』ですべて回収されていました。
1年前「『THE BEYOND』は○○?」と考えたのですが、その考えが正しかったことを確認しました。当時、この考えが正しければ、『ファフナー』は『THE BEYOND』で終わると思っていました。
2021年9月17日
一期21、22話
衛「続き、どうなったんだろう。
きっとハッピーエンドで終わるんだ」
一期22話
この台詞を聞いた瞬間、「衛は自分が登場人物の一人である、竜宮島の物語の最後を見ることができなかったんだなあ」と思い、涙が出てきました。
2021年9月16日
一期19、20話
弓子が真矢を守った結果、真矢が大人になる前に一期が終わった。真矢は『EXODUS』1話で一騎との別れが示唆されたことで、一人で生きていく道を模索することになる。
2021年9月15日
一期17、18話
一期18話の茶番裁判でのミツヒロ、弓子、千鶴と先日、読んだ本のあるシーンが重なった。その結果、一期18話の茶番裁判を少し違う視点から見ることができるようになった。
2021年9月14日
一期15、16話
一期で「母と子」の物語を描いたので、『THE BEYOND』では「父と子」の物語を描いている。『THE BEYOND』は一騎が父親になる話。
2021年9月14日
「THE BEYOND」第10~12話PVの感想 Part3
『THE BEYOND』1~9話を見直した感想として書き始めたのですが、『THE BEYOND』10~12話のPVの内容に触れてしまったので、サブタイトルを「『THE BEYOND』第10~12話PVの感想」にしました。
2021年9月13日
一期13、14話
翔子をフォローしたかったという意図がわかるが、それでも一期13話の真矢の台詞はくどい。あと、物語を見る視点が変わってしまったので、一期13話の真矢の台詞に共感できなくなってしまった。
2021年9月12日
一期11、12話
脚本の冲方率が高くなると、各話ごとのテーマがはっきりしてくる。一期6話まではこちらから問いかけないと、各話ごとのテーマが見えてこないのでつらい。
2021年9月12日
一騎と真矢
一騎が竜宮島を出る前の真矢は、一騎の言語化できない感情を、言語化することのできる存在だった。一期10話の遠見家での夕食後の一騎と真矢の対話は、迷っている一騎の心の中の状態そのもののだったと言えるだろう。一騎は最後の最後まで竜宮島を出ることに対して迷いがあったが、最終的に竜宮島を出ることを選んだ。竜宮島の外の世界を見ることで一騎は変わったが、真矢は一騎の変化に気がついていない。そのことが一騎と真矢の間に分断を招いた。
2021年9月11日
一期9、10話
整理できていない部分もあるのですが、『THE BEYOND』は一期を理解するための物語という側面が強いことを実感しました。
2021年9月10日
一期7、8話
一期7話の甲洋のズボンに穴があいていることに気がついた。ノベライズの「甲洋の服装が1ヶ月間、全く同じ」だったというエピソードを思い出した。
2021年9月9日
腑に落ちない台詞
『EXODUS』26話で腑に落ちない台詞があるのですが、先日、読み終わった本に同じようなシーンがありました。解説で同じようなシーンのある他の作品を挙げた上で、そのシーンについての説明があり、納得しました。
2021年9月8日
一期5、6話
「古の日本」というお題に対して、制作スタッフは町並みだけではなく、その思考も再現してしまった。一期6話までの竜宮島は空気を読み、論理ではなく情が支配する世界だった。視聴者は作中の人物と価値観を共有していないので、空気を読むことを前提にしている会話についていけない。
一期と『THE BEYOND』と突き合わせることによって、一期6話までのプロットが見えるようになりました。
2021年9月7日
一期3、4話
一期4話の戦闘で描こうとしたものがわかったので、割と見やすくなった。1期4話のテーマは70年代~80年代の特撮、アニメで何度も描かれていたものだけど、脚本を書いた人は理解できなかったんだなあ。
2021年9月6日
一期1、2話
一期1、2話視聴。今回見ている視点で一期を見られるようにすることが、『ファフナー』の最終的な目標なのではないだろうか。やっとキャラクターの行動原理がわかったので、一期10話までが見やすくなるかもしれない。苦節17年、粘り勝ちといったところ。
2021年9月5日
「THE BEYOND」9話
別の仮説を立てた結果、これまで見えなかった『THE BEYOND』9話の物語構造が見えるようになった。ただし、物語構造を分析するのに、今しばらく時間がかかりそう。
この後、一期を見直そうかなあ。一期も物語構造の分析が進んだので、これまでとは違うものが見えるはず。
2021年9月5日
料理
WEBラジオの「第3回 島民世論調査」の結果を聞いた後、この記事を書きました。なんであのラジオ番組から、こんなクソ真面目な記事が生まれてしまったのだろう。
2021年9月4日
「THE BEYOND」7、8話
『THE BEYOND』7、8話視聴。『THE BEYOND』8話=『ファフナー』×話(ネタバレになるのでシリーズ名と話数は伏せる)という思いを強くした。
2021年9月4日
三体Ⅲ
劉 慈欣『三体Ⅲ 死神永生』(早川書房)は『HEAVEN AND EARTH』で始まり、『トップをねらえ』になり、『シン・エヴァンゲリオン』で終わりました。
2021年9月3日
創世記
『旧約聖書(文語訳)』の創世記 1章を読んでいたら、穹蒼(意味は蒼穹と同じ)という言葉が続いていて吹いてしまった。
神言たまひけるは水の中に穹蒼ありて水と水とを分つべし
神穹蒼を作りて穹蒼の下の水と穹蒼の上の水とを判ちたまへり即ち斯なりぬ
神穹蒼を天と名けたまへり夕あり朝ありき是二日なり
創世記1:7-9
文語訳の「穹蒼」は新共同訳では「大空」、七十人訳ギリシャ語聖書では「天蓋」となっていました。
2021年9月2日
物語の読み方
【蒼穹のファフナー THE BEYOND】反転 で書いたように、『ファフナー』は『エヴァンゲリオン』とは正反対の道を選びました。この後にやるべきことは、『ファフナー』が『エヴァンゲリオン』で正反対の道を選んだ理由を考えるということになります。
私は『エヴァンゲリオン』が理解できないのですが、『ファフナー』を理解することで、『ファフナー』と正反対になっている『エヴァンゲリオン』を理解しました。
2021年9月1日
マークザイン
一騎がマークザインから降りた理由がわかったことで、舞台挨拶での「ザインは美羽に譲った」という言葉が正しかったことが証明されてしまった。総士が『EXODUS』5話を最後にシステムから降りたように、一騎は『EXODUS』26話を最後にマークザインから降りたということです。