Another Lugh's Chain

2021年6月30日

「EXODUS」9話

 『EXODUS』9話で意味が変わったシーンを並べてみた。それを見て思いついたことを書いていくと、答えが見えてきました。今回も頭に疑問符の浮かんだ台詞が意味を読み取るヒントになりました。


2021年6月29日

運命の分岐点

 一騎に引き続き、『THE BEYOND』9話終了時点の真矢が考えていることをまとめました。一騎よりも自分から一番遠い真矢の考えていることを理解する方が後になりました。

総士「やがて僕らは運命の分岐点を迎えた。
   あの19番目のキャンプ地で」
『EXODUS』14話

 ここが一騎と真矢の運命の分岐点でした。

 一期終了時、Separation の2番の歌詞は一騎と総士の関係を歌っていると思ったのですが、今は一騎と真矢の関係を歌っていると思うようになってしまいました。


2021年6月29日

延期

 「MODEROID ファフナー・マークザイン」は7月から10月に延期。1ヶ月の延期は覚悟していたけど、3ヶ月も延期するとは思わなかった。


2021年6月28日

台詞

 昨日、『EXODUS』22~24話の映像の意味を読み解いた結果、この言葉の意味を理解しました。

カノン「我々はお前によって世界を祝福する」
『EXODUS』24話

 この台詞は理解するのは困難を極めました。


2021年6月27日

「EXODUS」22~24話

 『EXODUS』、『THE BEYOND』にはフェストゥムの視点で見ると、意味が変わるシーンがあるのですが、今日は『EXODUS』22~24話を読み解いていました。『EXODUS』22~24話には初見時、頭に疑問符の浮かんだシーンがあるのですが、どうやらフェストゥムの視点で見ていたようです。


2021年6月26日

THE BEYOND=シン・エヴァンゲリオン

 2019年11月7日のメモを再読。最後に書いた文章の前半の固有名詞を入れ替えると、『シン・エヴァ』の感想そのものになることに気がついてしまった。もっとも『シン・エヴァ』と『THE BEYOND』には決定的な違いがあり、それはこの文章の後半に書いてありました。

 今の私が書いた「『THE BEYOND』第10~12話の感想」は初見の感想にはならないので、2019年11月7日のメモを「『THE BEYOND』第10~12話の初見の感想」にすると、ちょうどいいんだろうなあ。


2021年6月25日

二次創作

 2019年8月9日に書いた二次創作が『ファフナー』の本質を掴みすぎていたので絶句。オチをうまくまとめられなかったので放置していたのですが、やっぱり2019年8月の時点で『THE BEYOND』をかなり理解していました。二次創作の内容は人類とフェストゥムの出会いを遠い過去の出来事として描いたもの。今のところ、公開する予定はありません。


2021年6月24日

フェストゥムの視点

 『EXODUS』放送時、頭に疑問符の浮かぶ台詞がいくつがあったのですが、それはフェストゥムの考えを理解すると本当の意味が見えてくる台詞でした。しかし、台詞だけでなく、映像にもフェストゥムの考えを理解すると、本当の意味が見えてくるシーンがありました。

 私はフェストゥムの視点で見ていたのですが、『THE BEYOND』で『EXODUS』をフェストゥムの視点から物語を見るための鍵を公開したため、『EXODUS』放送時は情報が足りず、物語を読み解けませんでした。


2021年6月23日

最近の心境

 最近の心境はこの時の一騎と同じ。

 (あと一年――)
 まるで囚人が、時を数えて開放の時を待ち焦がれるように、そう思った。
『蒼穹のファフナー ADOLESCENCE』一章3

 違いは「あと一年」が「あと5ヶ月」というところですかね。コロナで公開が延期になったおかげで、1年の刑期が2年になっちゃったのが地味につらい。


2021年6月22日

暗夜航路

 『EXODUS』1クール目のエンディングの映像を読み解いた。こういう意味だったのか! 『EXODUS』2クール目のエンディングの映像はかなり前に読み解いたのですが、1クール目のエンディングの映像は難しかった。


2021年6月21日

左目の傷

 『THE BEYOND』3話、総士がマークニヒトに乗ったこそうしをバックハグして消えた後、こそうしの左目に傷が浮かび上がった後、消えるというシーンの意味がやっとわかりました。このシーンの意味を読み解くのに2年以上かかりました。


2021年6月20日

イベントのタイトル

 『EXODUS』以降の『ファフナー』のイベントのタイトルを並べてみました。

2014年11月15日 祝福
2015年05月24日 痛み
2016年05月08日 同化

2018年08月18日 真実
2021年07月04日 THE BEYOND(そのさきへ)

 作品を理解するキーワードを並べているなあ。『エヴァ』は作品内で真実を見せてくれたけど、『ファフナー』は自力で作品を読み解いて真実を見た人だけが、そのさきへ行くことができる。


2021年6月20日

【蒼穹のファフナー EXODUS】善因楽果

 この記事は1年前に書いたものの、満足できる出来ではなかったのでお蔵入り。その後、古典ギリシア語、サンスクリット語、ラテン語、イタリア語の初級文法書を読み、高津春繁『印欧語比較文法』(岩波書店)まで読んだもの、原稿は没。目のつけどころはよかったのですが、視点が少しズレていたので、答えにたどり着けませんでした。今日、公開した原稿は全面的に書き直したものです。


2021年6月19日

薄い本

 『シン・エヴァ』の薄い本をゲット。『シン・エヴァ』は3回見たので、入場特典をコンプしてしまった。『エヴァ』にはそれほど夢中になっていないとは言え、『序』以外の映画はすべて劇場で見ました。『Q』は1回では理解できなくて、2回見ました。

 薄い本に対する否定的な意見を読んで、庵野監督が『シン・エヴァ』でやろうとしたことがやっとわかりました。


2021年6月18日

順番

 Rush の公式サイトで1989年~1996年までのアルバムの歌詞を読んでいたのですが、「あなたはそこにいますか」から始まる『ファフナー』とは逆に、「私」から「あなたと私」、そして「誰かいませんか」になっていたのが興味深い。


2021年6月18日

疑問点

カノン「今、我々とお前の間で調和の可能性が開かれた。
    皆城総士が存在と無の調和を選んだように
    お前が世界を祝福するなら、
    我々が生と死の循環を越える命を与えよう」
『EXODUS』24話

 やっとこの台詞の意味を理解した。『EXODUS』の終盤のいくつかの台詞は、『THE BEYOND』を理解すると意味がわかるように作ってあるので難しい。

 やっぱり『EXODUS』18話が『THE BEYOND』の本当の1話だなあ。


2021年6月17日

webラジオ

 今回は『THE BEYOND』10~12話のアフレコ終了後に収録したということを強く感じる番組でした。新情報は7月4日から配信される17周年記念特番でしたが、5月19日、冲方丁が冲方サミットアカウントに書いた配信番組の取材とはこれだったのか。この時のツイートはすでに削除されているので読めません。何を話すのかな。


2021年6月16日

Scars

 『PROFILED』というプロモーションCDに "Scars" の歌詞についてのインタビューがあるのを見つけ、ネットで書き起こしを入手。『ファフナー』における「傷」を理解するヒントになりました。

 『PROFILED』のCDを持っているのですが、自力で書き起こしをするのは無理です。Rush はネットで資料が入手できるので助かります。


2021年6月15日

Rush / Presto

 「鏡」という言葉で、Rush の "War Paint" という曲の歌詞を思い出し、Rush の公式サイト(公式サイトでアルバムのブックレットをすべて公開している)に歌詞を読みに行きました。この曲が収録されているアルバムには "Scars" という曲があり、サビの歌詞は「Scars of pleasure / Scars of pain」だったことを思い出しました。また、"Presto" という曲は「if I could wave my magic wand…」で始まることもあって、このアルバムは『ファフナー』のテーマと重なる曲が多く収録されていることに気がつきました。


2021年6月15日

続・鏡

 私は『シン・エヴァ』の鏡に自分の姿が映らない人間なのですが、『THE BEYOND』は私が『シン・エヴァ』の鏡に自分の姿が映らない理由を教えてくれました。


2021年6月14日

 庵野監督は『シン・エヴァ』を視聴者が自分の真実の姿が見える鏡にした。自分から真実を知りたいと言ったこそうしでさえ、なかなか真実を受け入れることができなかったことを考えると、真実を見たいと思っていない人に真実を見せてしまった場合、見たものを拒否する人が出るのは当然のことなのです。『シン・エヴァ』は旧劇場版よりも視聴者に強烈なとどめを刺したと思います。

 私にとって『ファフナー』は『エヴァ』を理解するための物語でもありました。


2021年6月13日

原文で読む

 最初に原文で読みたいと思ったのは、中学3年生の時、ワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と愛の死のポケットスコアを手に入れた時だった。当然、ドイツ語の歌詞の意味はわからない。歌詞の意味が知りたいと思い、NHKラジオのドイツ語講座を聞き始めた。

 G7のニュースでコーンウォールの風景を見ていて思い出しました。


2021年6月13日

真実

 『エヴァ』はファンに「これが真実だ」と一方的に真実を突きつけているのに対して、『ファフナー』は途中下車もOK、真実を知りたいファンには「真実を知りたいか」と尋ねた上で真実を公開しているので、大人だと思いました。『ファフナー』は真実を知るのに手間がかかった分、真実を素直に公開してくれる『エヴァ』は助かります。

 新劇場版は『ファフナー』の物語構造と関係性を利用した結果、シンジはレイ、アスカ、カヲルと別れて大人になることができた。

 『シン・エヴァ』の入場特典の小冊子は手に入れる予定です。


2021年6月12日

踏ん張り

 最後に必要な資料は日本語訳を読んだ後、ネットで公開されている英語の辞典を使って、ラテン語と古典ギリシア語の原文を読みました。図書館でラテン語と古典ギリシア語の辞典も引きましたが、単語のニュアンスを掴むには英語の辞典が必要でした。

 作品の読み方がわかると、『THE BEYOND』9話までの情報で、マレスペロの考えもわかるように作ってあるのだから、恐ろしい。


2021年6月11日

1年前

 1年前にコピーした資料を再読。目の付け所は間違っていなかったけど、作品の理解度が足りず、1年前は答えにたどり着けなかった。


2021年6月10日

辞書

 知らない単語の意味を掴むには、辞書を読むよりも文章の中で使われているのを読むほうが理解しやすいことを実感。先日読んだ本の原文(ラテン語)をチェックしたら、1つのパラグラフの中で voluntas と animus が使われていたので、そのパラグラフの日本語訳を熟読しました。

 日本ではラテン文学はマイナーだよなあ。私も読んだことがあるのはカエサルの『ガリア戦記』のみ。


2021年6月9日

解説書

 図書館で借りた直後に全体の1/3くらい読んだ後、1ヶ月くらい放置した本の返却期限が近づいたので、続きを読み始めた。するとこの本が『THE BEYOND』の解説書だった。今後、この内容について記事を書く場合、自分で文章を考える必要がないので嬉しい。


2021年6月8日

貢と舞

 貢と舞のペアを通して描こうとしているものがやっとわかった。しかし、昔、アイスランドに行った時のことを思い出してしまい、すごく憂鬱。


2021年6月7日

 『THE BEYOND』が終わった後、扉を見つけた人はこう問いかけられる。

一騎「知りたいか。
   真実を知りたいか」
『THE BEYOND』2話

 扉を開けて真実を知ることのできる世界に行くか、扉を開けずに引き返すかはその人の自由。私は扉があることすら知らなかったので、扉の向こうの世界に足を踏み入れた瞬間、口から出てきた言葉は「やっちゃった」でした。


2021年6月6日

「THE BEYOND」の先

 『THE BEYOND』の真矢を理解したことで、物語の構造が見えるようになった結果、『THE BEYOND』第4~6話の先行上映前後、自分の身に起きたことをすべて説明できるようになりました。

 『THE BEYOND』が終わった後、扉を開けることのできた視聴者は答えを求めて、荒野を一人で歩いていくことになります。


2021年6月6日

真矢

 『THE BEYOND』の視聴者の視点は真矢なのですが、私はフェストゥム側から物語を見ているので、人間である真矢を理解するのが難しい。私にとって『THE BEYOND』の真矢を理解することは、このシーンの意味を理解することでした。


2021年6月5日

日本語訳

 『ファフナー』を読み解くのに使ったラテン語の文章の日本語訳はあるので、図書館で予約しました。ただし、地元の図書館にはない本なので、借りるまでに少し時間がかかります。

 今回、ラテン語を読むのに使ったサイトは Perseus Digital Library(ペルセウス電子図書館)です。


2021年6月4日

回収

 「THE BEYOND」というタイトルを回収。マジであのラテン語の文章が『ファフナー』の最終的な答えだったのか。ワルキューレの岩戸の床に書いてある文字がラテン語なので、これがヒントだったのかもしれない。

 日本語訳を読んでわかった気持ちになるのは危険なので、この文章も辞書を引いて読みました。


2021年6月3日

作品の読み方

 昨日、読み解いた部分で『EXODUS』で長年、悩んでいた部分の多くが説明できるようになった。たとえば『EXODUS』1話のこのシーンも意味もわかった。

 『THE BEYOND』第10~12話の先行上映を開始した後、冲方丁が作品の読み方のヒントを出すのかが気になるところ。私はたまたま読んでいた本やネットの記事からヒントをゲットしているので、参考になりません。


2021年6月2日

外国語

 『ファフナー』を理解するために使用した日本語以外の言語は、英語、ドイツ語、古典ギリシア語、ラテン語の4つ。英語が読めれば、著作権の切れている古典はネットで原文が閲覧できるというのが大きい。


2021年6月2日

ラテン語

 昨日、作品を読み解く鍵になったラテン語の文章を翻訳し直した。そして、この文章を通して『ファフナー』を読み解いていった結果、やっとこの文章の辻褄が合った。

総士「君は知るだろう。
   苦しみに満ちた生でも存在を選ぶ心、
   それが僕らを出会わせるのだと。
   世界の祝福とともに僕らは出会い続け、
   まだ見ぬ故郷へ帰り続ける。何度でも」
『EXODUS』26話

 いやー、難しかった。

 以前、英語に翻訳して考えたら、答えが見つかったことがあるので、『ファフナー』の脚本は日本語の曖昧さをうまく利用していると思います。しかし、この件について説明する時、ラテン語の説明もしないといけないのか。頭が痛い。


2021年6月1日

voluntas と animus

 やっとマークザインとマークニヒトのCCTSの名称 voluntas と animus の意味がわかった。しかし、ラテン語が読めないと解けないという難問だった。こんなところで、地道に勉強を続けている古典ギリシア語の知識が役に立つとは思わなかった。