Another Lugh's Chain

2021年3月22日

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の感想 その2

 『ファフナー』の制作スタッフは庵野監督の本質を見抜いていたため、『EXODUS』で一番大切なものを庵野監督の目のつかない場所(ドラマCD『THE FOLLOWER2』)に隠しておいた。

 庵野監督は『EXODUS』と『THE BEYOND』1~3話を参考にして『シン・エヴァ』を制作した。しかし、『EXODUS』で一番大切なものは『EXODUS』の中に描かれていなかったため、『シン・エヴァ』には一番大切なものが欠けていた。

 『シン・エヴァ』の完成直前に先行上映された『THE BEYOND』7~9話で、『EXODUS』の制作時、庵野監督の目のつかない場所に隠した一番大切なものを描いた。それはこそうしが総士に言った「だまれ、それは僕の名前だ」という台詞、つまり親殺しだった。

 庵野監督の本質を見抜いた対策とスケジュール管理を徹底したファフナーの制作スタッフに脱帽。