Another Lugh's Chain

2021年4月30日

「EXODUS」5話視聴

 島外派遣組が出発する前に、この物語の見方がわかったのでよかった。『EXODUS』の本当の姿を見えるようになるのに6年かかりました。長かった。


2021年4月30日

作品を理解する順番

 作中で明らかになっていることだけを並べて、作品を理解する順番を書いてみたけど、やはり『EXODUS』以降の一騎を理解するための情報が足りない。あとは『THE BEYOND』第10~12話の情報と制作スタッフのコメントでの情報開示にかかっている。場合によっては、私が作品Xを理解するために数十年かかったように(最後の扉を開けたのは『シン・エヴァ』だった)、『EXODUS』以降の一騎を理解したい人は何年も考え込むことになるんだろうなあ。


2021年4月30日

第四十三歌

 今回追加したシーンは「自分の考えを相手の考えだと思い込まず、相手の言葉を聞け!」という冲方丁の心の叫びのように感じられました。


2021年4月29日

「EXODUS」4話視聴

 『THE BEYOND』6話の遠見家の会話を消化できたことを示すかのように、『EXODUS』4話では史彦と千鶴の会話が印象に残りました。


2021年4月29日

視聴者へのメッセージ

 一期と『HEAVEN AND EARTH』の主人公は一騎であり、視聴者の視点=一騎だったため、主人公の視点=視聴者の視点でした。一方、『EXODUS』の主人公は総士、『THE BEYOND』の主人公はこそうしですが、視聴者の視点=真矢であるため、視聴者の視点≠主人公になりました。

 総士=フェストゥムであるため、『ファフナー』は総士=フェストゥムを理解する物語であり、最終的な目標はこそうしの視点でこの物語を見られるようになることだと思います。しかし、一騎と真矢がこそうしのような考えを持つことなく、大人になったことを考えると、視聴者の役割は一騎や真矢と同じように、子どもの世代がこの物語をこそうしの視点で見られるようにすることなのかもしれません。


2021年4月28日

第四十三歌

 まさか今日、公開されたコミカライズから重要な点をもらうとは思わなかった。その結果、なかなか線が引けなかったところに線が引けるようになった。


2021年4月28日

「EXODUS」3話視聴

 疑問点がどんどん解消されていく。作品の中に疑問点に対する答えがすべて書いてあるので、作品の読み方を理解すると、自然と答えが見えてくるという感じ。


2021年4月28日

作品を理解する方法

 『ファフナー』を理解する方法の一つに、作中のキャラクターと同じ経験をすること、というのがあるのではないだろうか。作中のキャラクターと同じ経験をした結果、『THE BEYOND』12話終了時の某キャラクターの感情を理解してしまい、涙が止まらない。


2021年4月27日

「EXODUS」2話視聴

 これまで見えなかったものが、気持ち悪いくらいはっきりと見えるようになってしまった。

 今、私がいる場所は『THE BEYOND』12話のラストを見てから、1年半後くらいの世界です。


2021年4月26日

「EXODUS」1話視聴

 『EXODUS』の最大の疑問点(シュリーナガルの住民の考え)が解決したので、あまり悩まずに見られると思います。今回は初見時に引っかかった台詞を全部書き出して、まとめることにしました。なぜなら、初見時に引っかかった台詞が作品を読み解く鍵になったからです。


2021年4月26日

お山の幼稚園で育つ

 山下太郎『お山の幼稚園で育つ』(世界思想社)読了。冲方丁が『THE BEYOND』で描こうとしているものを、幼児教育に携わっている人が書いた本でした。面白いのは『ファフナー』の主人公が『EXODUS』の大学生から『THE BEYOND』の幼稚園児・保育園児に変化したように、この本の著者が教える相手も大学生から幼稚園児に変化していることです。


2021年4月25日

疑問点

 ここに来て、なかなか正解にたどり着けなかった疑問点の答えが見えてくるようになった。つまり、物語を総士とこそうしの視点で見られるようになると、答えがわかる疑問点だけが残っていた、ということなのだろうか。


2021年4月25日

HEAVEN AND EARTH

 昨年9月から7ヶ月くらい悩んでいた一期の疑問点が解決したので、『HEAVEN AND EARTH』を視聴。最近、この作品を見るたびに、真矢が咲良のように好きな人に本音をぶつけることができる性格だったら、別の未来があったような気がしてならない。

 この後、『EXODUS』を見る予定ですが、やっとメモに書いた視点で見られるかもしれない。


2021年4月24日

理想と現実

 一騎、甲洋、翔子の「理想と現実」は、ワーグナーのオペラにたとえるとわかりやすい。一期5~6話の一騎、甲洋、翔子でやりたかったのは『タンホイザー』(タンホイザー、ヴォルフラム、エリーザベト)だった。しかし、脚本家の技量不足で『さまよえるオランダ人』(オランダ人、エリック、ゼンタ)になってしまった。

 『Preface of 蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』には「一騎のボーダーラインは、外交的・探求型・さまよえるオランダ人的カテゴリー」と書いてあったことを思い出しました。


2021年4月24日

Preface of 蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH

 昔、『Preface of 蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』で一騎が自殺未遂したと思っている人がいるのを知った時、びっくりしたことを思い出し、テキストを読み直してみました。

 気づけば足が前へ出ている。
 今まさに訪れる者を、出迎えようとするように。
 帰って来るべき者を――
Preface of 蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH

 一騎が自殺未遂したと思っている人は、行間を読んで一騎が自殺未遂したと考えたのですが、行間だと思ったものは一騎が自殺未遂したと思っている人自身の願望だったのです。


2021年4月23日

「蒼穹のファフナー THE BEYOND」第1~6話を見直した感想(2021年)

 2月半ばに書いたものを4月下旬に公開という形になってしまいました。下書きはしてあったのですが、『THE BEYOND』3巻の発売に続いて『シン・エヴァ』の公開があり、まとめる時間がありませんでした。


2021年4月23日

線を引く

 亡くなった人の公的書類という点を集め、点と点の間に線を引くことで、亡くなった人の人生の再構築を試みるという本を読んだ。この本の著者は自分の感情で点と点の間に線を引いていたので、著者自身の感情と思い込みに左右されている様子がよく見えた。そのため、点と点の間に線を引く時は、自分の感情を捨て、文字だけを信じる状態にしないとダメなことを教えてくれた。


2021年4月23日

「蒼穹のファフナー THE BEYOND」第1~6話を見直した感想(2021年)

 2月半ばに書いたものを4月下旬に公開という形になってしまいました。下書きはしてあったのですが、『THE BEYOND』3巻の発売に続いて『シン・エヴァ』の公開があり、まとめる時間がありませんでした。


2021年4月22日

エレメント

 エレメントは『THE BEYOND』第1~3話のパンフレットで以下のように説明されていた。

【エレメント】人類とフェストゥムとミールに関わる存在の中でも、特に重要な要素〈エレメント〉といった意味合いで使われる言葉。(後略)

 掴みどころがない文章だったので、「エレメント」という単語について調べたのですが、なかなか納得できる答えにたどり着かなかった。ところが先日、やっと「これだ!」という答えにたどり着いた。「エレメント」という単語を理解するのに必要だったのは、この単語が持つニュアンスを説明できるでした。


2021年4月21日

英雄のその後

 新国連、人類軍の視点で一騎を見ると、ハバロフスクでアビエイターと相打ちになり、以後生死不明。『EXODUS』で人類の英雄として生き、ハバロフスクで生死不明となった一騎の姿は、『逆襲のシャア』で生死不明となったアムロと重なる。『THE BEYOND』ではアルヴィスが新国連、独立人類軍が話し合う場面があるが、そこでは一騎の姿どころか名前も出てこない。新国連、独立人類軍側の人間がハバロフスク以後の一騎について知るのは、一騎がこの世を去った後だろう。


2021年4月21日

一騎、甲洋、翔子

 2010年11月、『ガンダムUC』の小説でバナージに頼まれてリディがミネバを地球に連れて行くシーンを読んだ時、一騎、甲洋、翔子の3人の関係を理解しました。アニメではフェストゥムが竜宮島にやってくる前、一騎と甲洋が友人だったことを描いていないので、一期7話の甲洋の言葉の裏にある意味を理解するのは無理でした。


2021年4月20日

資料

 『ファフナー』と全く関係ない本を読んでいたのに、『THE BEYOND』で使えそうな資料を見つけてしまった。


2021年4月20日

一期25、26話

 一期25、26話視聴。『THE BEYOND』7~9話を見たことで、昨年9月に見た時には見えなかったものが見えてきました。

 今回の収穫はアニメの翔子=真矢だと確認したこと。冲方丁の設定では翔子の性格≠真矢の性格だったが、なぜかアニメでは翔子の性格=真矢の性格になり、一期6話を泣かせる物語にした。冲方丁は自分で脚本を書くという形で『ファフナー』を自分でコントロールできるようになり、『EXODUS』17話で一期6話のリベンジをした。

 数日お休みした後、『HEAVEN AND EARTH』を見る予定。


2021年4月19日

一期23、24話

 一期23、24話視聴。一期23話は昨年9月に見た後、詳しく分析したのですが、その時、見落としていた部分があることに気がつきました。また、一期23話で弓子が道生に言ったのと同じ台詞を『THE BEYOND』で一騎が真矢に言っていました。

弓子「あなたはファフナーに乗れる限界の年齢まで戦ったのよ。
   今ファフナーを降りたって誰も文句なんて言わないわ」
一期23話

一騎「遠見は十分やった。
   ファフナーを降りても、誰も文句は言わない。
   父さんも千鶴さんも」
『THE BEYOND』8話


2021年4月18日

逆襲のシャア

 YouTubeのガンチャンで24時間限定で配信していた『逆襲のシャア』を視聴。『THE BEYOND』は『逆襲のシャア』を意識しているように感じました。


2021年4月18日

一期21、22話

 一期21、22話視聴。一期21話では古風な価値観が描かれていたが、咲良の(一時的な)退場ととにもその価値観を葬り去った。『EXODUS』で咲良は喫茶楽園を訪れた時、価値観が変わったことを言葉にしていた。

咲良「男ばっか」
『EXODUS』1話


2021年4月18日

親子

 『THE BEYOND』の一騎、真矢、こそうしを通して描こうとしているものを言葉で表現していると感じたエッセイ。

「終わり」は「始まり」――「根っこの教育」を大事にしたい

 このエッセイの中の「高い山ほどやる気が出る」はこそうし、「かわいい子ゆえ旅をさせたくない」は真矢が当てはまります。私はラテン語でこのエッセイを書いた山下太郎を知りました。


2021年4月17日

一期19、20話

 一期19、20話視聴。

洋治「私の元にくれば 戦うこと以外の道を見せてやれるかもしれない」
一期13話

容子「違う生き方をずっと探しながらね」
一期20話

 私には洋治の「戦うこと以外の道」≒ 容子の「違う生き方」と感じられたので、竜宮島を去ったものの、真壁紅音という人間の意志に従うという日野洋治の考えは、竜宮島で生きることを選んだ多くの人々に近いのかもしれない。

 アルヴィスの首脳部の考え方はおそらく当初から二分されていた。竜宮島を出たミツヒロ・バートランド=竜宮島に残った皆城公蔵、竜宮島を出た日野洋治=竜宮島に残った真壁史彦である。しかし、一期終了時、史彦以外の3人はこの世を去っていた。


2021年4月17日

パーソナルスペース

 一期を見ていて、一騎は他人のパーソナルスペースにするりと入り込んでしまうことのできる人だけど、自分のパーソナルスペースは広い上にその中に誰も入れないことに気がついた。そんな一騎が自分の意思で自分のパーソナルスペースに入れた人間が一人だけいる。こそうしである。


2021年4月16日

一期17、18話

 一期17、18話視聴。こそうしの視点で見ているせいか、一期17話以降、一騎、総士、道生、弓子に目が行ってしまう。

 

 一期18話真矢は父、ミツヒロの話を聞いたが、父の考えを理解できなった。

真矢「お父さんはフェストゥムとどう違うの」
一期18話

 真矢は『EXODUS』で父と同じ経験をして、父の考えを理解した後、父とは違う道を選んだ。

真矢「お父さんと同じ道を選んだりしない。
   できるかわからないけど、
   あたしが選んだ道を進みたい。
   さようなら、お父さん」
『THE FOLLOWER2』


2021年4月15日

WEBラジオ「蒼穹のファフナー THE BEYOND #08」

 新情報はなし。楽曲制作秘話が聞けたので面白かった。


2021年4月15日

一期15、16話

 一期15、16話視聴。対比する建物がないのでわかりにくいけど、ザインを物差しにして測ると、かなり広い範囲が同化されているんだよなあ。


2021年4月15日

漫画

 DMMブックス電子書籍70%オフキャンペーンで、高校時代に一番好きだった漫画の電子書籍を購入して、再読した。なんてことだ、高校時代に一番好きだった漫画は世界を無に帰す物語(絶句)だった。『THE BEYOND』10~12話先行上映後にタイトルを明かします。


2021年4月15日

100分de名著

番組10周年記念対談:「100分de名著」クロニクル 名著とともに歩んだ10年 後編 の中で、冲方丁が『ファフナー』で描こうとしているものについて話していました。

 番組を見たことはないのですが、テキストは入門書としてよく利用しています。


2021年4月14日

真矢

 一期の真矢が総士をどう見ていたのかがやっとわかった。あと、アニメの翔子=真矢だと感じる理由もわかった。線が引けた時、答えにたどり着くんだけど、なかなか線を引けない。


2021年4月14日

一期13、14話

 一期13、14話視聴。これまで守られていた真矢と乙姫が他人を守るために行動し始めた。真矢は以後、『THE BEYOND』まで人を守ることの意味を考え続けることになる。


2021年4月13日

一期11、12話

 一期11、12話視聴。こそうしの視点で見た時の感想は3ヶ月くらい前にまとめているので、今、それを自分の目で確認している状態。すごく面白いんだけど、感想は書けない。


2021年4月12日

一期9、10話

 一期9、10話視聴。総士は翔子が亡くなった後、墓を汚すという形でパイロットに対して間接的にメッセージを伝え、甲洋が昏睡状態に陥った後、パイロットに対して直接、メッセージを伝えた。

総士「これは甲洋の、自分で招いた結果だ。
   お陰でファフナーを失った。
   感傷に浸る暇はない」
一期9話

 総士のメッセージは墓を汚すという形では一騎に届かなかったが、総士が直接、言葉で言ったことで一騎に届いた。総士のメッセージを受け取った一騎からの答えはこれだった。

一騎「ファフナーと俺たち、お前にとってどっちが大切なんだ」
一期9話


2021年4月12日

「THE BEYOND」の主人公

 3月はYouTubeで公式配信されている『マジンガーZ』と劇場で『シン・エヴァンゲリオン』を見たのですが、祖父が作ったファフナーに乗っている美羽=兜甲児、生みの親が同化したファフナーに乗っているこそうし=碇シンジということになり、『THE BEYOND』は『マジンガーZ』+『エヴァンゲリオン』でした。


2021年4月11日

一期7、8話

 一期7、8話視聴。一期7話で仕切り直しをして再スタート。一期7話で提示したキャラクターの性格は以後、『THE BEYOND』9話までブレがなく、一貫しています。甲洋が犬の引き取り手を探して同級生の家をまわるシーンは、キャラクターの性格を再確認するという意味を持っていたのかもしれません。


2021年4月11日

【蒼穹のファフナー EXODUS】シュリーナガルの人々

 4月4日に見ていたオペラはワーグナーの歌劇『リエンツィ』でした。イースターにワーグナーの『パルジファル』を配信する歌劇場が多い中、ベルリン・ドイツ・オペラは『リエンツィ』を配信していました(笑)。『リエンツィ』は近年、ヨーロッパでは上演されるようになってきましたが、グランド・オペラのスタイルで書かれてるので、日本では上演が難しい。


2021年4月10日

一期5、6話

 一期5、6話視聴。5、6話は設定と完成した作品の間に齟齬が生じた回だが、5話では設定と脚本家の考えの齟齬が、6話では設定と監督の考えの齟齬が見える。6話の齟齬は初見時に言葉にすることができたけど、5話の齟齬はなかなか言葉にすることができなかった。

 「あなたの子供じゃないんだから」(一期6話)という言葉の裏にある翔子の考えがやっとわかったけど、すごく難しかった。


2021年4月10日

DMMブックス

 昔、読んだある漫画が必要になったけど、手放してしまったので今は手元にない。電子書籍化されているので、DMMブックス電子書籍70%オフキャンペーンを使って全巻、買おうかな。


2021年4月9日

一期3、4話

 一期3、4話視聴。一騎以外のパイロットが実戦に参加していないので、4話のテーマは一騎と総士の戦いを通して二人の関係を描くことだった。しかし、脚本家が一騎の性格と一騎と総士の関係を理解していなかったので、この回のテーマを描くことができなかった。


2021年4月8日

一期1、2話

 一期1、2話視聴。自分の中で『THE BEYOND』が終わってしまったので、『THE BEYOND』終了後のこそうしの視点で見ていました。結局、この物語を一騎の視点で見ることはできなかった。

 今後、1日1~2話ずつ見ていく予定。


2021年4月7日

日本語と英語

 今日はこの時、一騎が考えたことを英語で書いてみました。

 日本語は論理的な分析には向いていない言語なので、物語を論理的に分析したい時はキャラクターの考えを英語で書いています。


2021年4月6日

手書きのメモ

 部屋を片付けていたら、2月に『THE BEYOND』2巻を見直した時の手書きのメモが出てきました。『THE BEYOND』3巻発売前に『THE BEYOND』1、2巻を見直した時の感想を記事にしようと思っていたことを思い出しました。


2021年4月5日

前提条件

 昨晩、配信が終わる10分前(!)に見終えたオペラのラストを見た瞬間、そこに『EXODUS』で最後まで残った疑問点の一つに対する答えがあった。昨日見たオペラでは出来事の始まりから終わりまでをすべて説明してくれたので、わかりやすかったけど、『ファフナー』は前提条件を一切説明しないので、理解するのが難しいんだなあ。

 「CDは持っているけど、上演頻度の低いオペラなので、一度も舞台を見たことがない。いい機会なので、映像を見てみよう」という気持ちで見始めたのに、こんな結末になるとは思いませんでした。


2021年4月4日

冲方サミット2021春「祝! デビュー25周年祭り☆」

 リアルタイムでは最初の1時間とラストしか見られなかったので、YouTubeのアーカイブで見ました。今回、『ファフナー』に関する話はありませんでした。

 新作情報が多数、公開されましたが、その中で気になったのが文藝春秋の『マイ・リトル・ジェダイ』。『マイ・リトル・ジェダイ』は『十二人の死にたい子どもたち』と同じく、『ファフナー』で取り上げたテーマを現代日本を舞台にして描くという作品になりそうです。そのため、私が望むラストにはならないと思いますが、それでもオチが気になります。


2021年4月3日

ロンギヌスの槍

 磯山雅『ヨハネ受難曲』を読みながら、バッハ『ヨハネ受難曲』を聞いていたのですが、ロンギヌスの槍は時代が下るにつれて、以下のような意味を持つようになっていった。

 「兵卒の一人がイエスの脇腹を突いたのは、死を確認するためであろう」(磯山雅『ヨハネ受難曲』)が、13世紀には「アンフォルタスの急所の傷が痛み始めると、痛みを和らげるために槍を傷口に差し込む」(ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ『パルツィヴァール』脚注)になり、19世紀末に「ただ一つの武器だけが、その傷を作った槍だけが、傷を閉じるのに役に立つ」(ワーグナー『パルジファル』)になった。


2021年4月3日

相手を理解する

 少し前、遺言を通して佐々木忠次の考えを理解した時、「これが相手を理解するということなのか」と思ったのですが、今日、その時と同じやり方で庵野監督の考えを理解したので、『エヴァンゲリオン』は完全に終わりました。庵野監督の考えを最も理解して、共苦したのは冲方丁だと思います。


2021年4月2日

探していた言葉

 本をパラパラめくっていたら、探していた言葉を発見。これであるシーンを説明する言葉を自分でひねり出す必要がなくなったので嬉しい。


2021年4月2日

聖金曜日

 毎年、受難週にバッハ『マタイ受難曲』、バッハ『ヨハネ受難曲』、ワーグナー『パルジファル』のどれかを聞いているのですが、今年は『マタイ受難曲』を聞きました。ただし、『マタイ受難曲』は長いので2日に分けたため、今日は第2部を聞きました。

 『エヴァ』に「Komm, süsser Tod(甘き死よ、来たれ)」という曲がありますが、タイトルの元ネタは『マタイ受難曲』の第57曲「Komm, süßes Kreuz(来たれ、甘き十字架)」です。


2021年4月1日

脱出-EXODUS-

 『シン・エヴァ』と『THE BEYOND』についての記事なので、ネタバレ防止の為、別ページにしました。

脱出-EXODUS-

 ネタバレなしの感想は「冲方丁はすごくうまく『EXODUS』を作ったな」です。舌を巻きました。そういえば「脱出」はファーストガンダムの最終話のタイトルですね。


2021年4月1日

DMMスクラッチくじ

 総士はA賞~E賞をコンプリートしました。