ココログからWordPressへの引っ越し

ココログからWordPressへ引っ越しした際のSEOに関するメモ。
ココログは8月末に完全に削除する予定なので(こちらのブログで告知はしません)、ブックマークの変更をお願いします。

 

・サイトを引っ越しする場合は「.htaccessファイルを使って301リダイレクトをする」のが正しいやり方。
  →無料ブログではこのやり方は使えない。

・上記の手段が使えない場合は<link rel=”canonical”>とmeta refreshを使う。
  →ココログフリーはhtmlをいじって<head>に書き込むことはできない。

 結局、ココログから引っ越したすべてのページに新ブログへのリンクを張るという、手間はかかるがSEO的にはやらないよりはマシという手段を使った。

 

 WordPressへの引っ越しが終わった後、ココログのファイルの整理を始めたが、その時、コントロールパネルからファイルを管理するようになり、初めてブログのファイル構成を見た。

cocolog

 ブログの各ページ(*.html)をダウンロードして<head>に<link rel=”canonical” href=”WordPressのURL” />を書き込んでアップロードすれば<link rel=”canonical”>が有効になるのではないかと考え、実験してみることにした。この作業を行ったのがWordPressへ引っ越してから5週間後で、すでに訪問者が減っていたため、通常はcanonicalとセットで使われるmeta refreshは書き込まなかった。

<link rel=”canonical”>を書き込む前のgoogleの検索結果。

 google1

それから1週間くらい後のgoogleの検索結果。

 google2

 googleが<head>に書き込んだ<link rel=”canonical” href=”WordPressのURL” />を認識した結果、ココログのURLにも関わらず、表示されるスニペットはココログの文章ではなくWordPressの文章になっていた。当然、URLの隣の▼をクリックするとWordPressのページのキャッシュが表示される。

 WordPressを公開してから4週間ほど経過した後、つまりgoogleにインデックスされた後、ココログのページに<link rel=”canonical”>を書き込んだので、どの程度、検索順位を引き継いだのかは不明。しかし、うまく置換されたページがあるので、そこそこ成功したのではないかと思う。

 SEOのサイトではcanonicalを使った場合、noindexは不要と書かれているが、確かにcanonicalを書き込んでから1ヶ月以上過ぎると検索結果に出てこなくなる。canonicalは最終的にnoindexと同じような役割を果たすようになったと思う。