『太陽の牙ダグラム』は74話に引き続き、75話にも『THE BEYOND』の一騎を理解するヒントがありました。
●マークザイン
一騎はマークザインに乗った直後、仲間に以下のようなことを話していました。
一騎「お前らはやめとけよ」
咲良「それどういう意味」
一騎「こいつで遠見を同化するところだった。
こいつには3倍のフェンリルが入ってる。
何も残らずふっ飛ばしてもらえるように。
乗りたくないだろう、そんなの」
一期19話
一騎が最後にマークザインに乗ったのは、『EXODUS』25、26話の戦闘です。一騎がマークザインから降りた瞬間は描かれておらず、そのため、一騎がマークザインから降りた時、何を思ったのかは不明です。
『太陽の牙ダグラム』75話、治安軍は太陽の牙に武装解除を求め、クリンはダグラムから降りると決めた時、仲間にダグラムに対する思いを語りました。
クリン「僕は嫌だ。
ダグラムを渡すのは嫌だ。
ダグラムを、このまま渡すのだけは嫌だ。
このダグラムは、このダグラムは僕の全部だ。
僕の体で、僕の牙で、僕の心で、
一緒に泣いて、一緒に走って、一緒に歩いてきた。
デロイアでの僕の全てなんだ」
『太陽の牙ダグラム』75話
一騎がマークザインが降りた時は言葉がなく、クリンがダグラムを降りた時が言葉があった。一騎とクリン、この二人の対照的な行動は一騎がマークザインを降りた時に言葉がなかった理由を知る手がかりになります。
●別れ
クリンはデロイアでの全てだったダグラムと自分の意思で別れました。
ダグラムをこのまま渡しちゃったら、この先、一歩も進めない。
僕はこの手でダグラムと別れる」
『太陽の牙ダグラム』75話
この後、クリンは自らの手でダグラムを自爆しました。
それに対して、一騎は自分の意思で総士と別れることができず、こそうしが一騎に引導を渡しました。
こそうし「これをお前が流せ。
僕が皆城総士だ。
お前が知ってる誰かはもうどこにもいない。
文句は言わせないぞ。
僕はお前に勝ったんだ」
『THE BEYOND』12話
この後、一騎はこそうしの言葉に従う形で、総士の灯籠を流しました。
一騎「お前の言う通りにするよ、総士」
『THE BEYOND』12話
一騎はクリンとは異なり、なぜ自分の意思で総士と別れることができなかったのかという問いを立て、二人の置かれている状況を比較することによって、その答えを知る手がかりになります。
『ファフナー』は一捻りしている部分が多いため、王道の物語と比較することによって、物語の形を知ることが『ファフナー』を理解する時に手がかりになります。