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ほぼ4年ぶりに見た

 ふと思うところがあって、昨晩から『蒼穹のファフナー』を見ていた。2006年の正月に見て以来なのでほぼ4年ぶり。

 前半は見る気がしないので適当に流して、13~22、24話を見た。今でも皆城兄妹の最後を描いた26話はとても見る気にはなれない。夏に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の映画を見た後なので、親子関係の健全なエヴァンゲリオンという感じ。『ファフナー』はメカが動かないのでロボットアニメとしては今ひとつだけど、物語が好きなんだよなあ。本放送時は物語の構造ばかり目が行っていたけど、今回は台詞回しと話の組み立てを見ていた感じ。印象に残ったのは「母」という単語で構築された14話。17話の総士と一騎の会話と一騎とカノンの会話の対比が面白かった。好きな話は昔を変わらず、死者を供養する20話。

 私がこのアニメが好きなのは、神話的な力を持つ作品だから。結局、与えられた運命を受け入れ、その中で必死に生きていく人々を描いた話が好きなんだよなあ。まあ、こういう雰囲気の出ている物語は滅多にないけどね。

 しかし、はまったアニメの最終回はどれも心の傷が深すぎて、何年経っても見られないというのは問題です。